陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

神無月の巫女二次創作小説「夜の滸(ほとり)」(〇)」

2009-09-15 | 感想・二次創作──神無月の巫女・京四郎と永遠の空・姫神の巫女



神無月の巫女二次創作小説第十弾「夜顔」シリーズ四の章。七月の末、課題研究のために川原にやってきた姫子と真琴の不可思議な夕暮れどき。



──もうすぐ夜が生まれる時間だった。
夜は帽子をかぶせるように、
空のてっぺんから世界を覆いはじめるのだ。
だが、夜が生まれるまでにはかなりの時間がかかった。
それが真夏の夜の節度だった──





(2012年5月10日より第四章掲載)


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