陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

氷上にセーラームーン見参!

2017-04-27 | フィギュアスケート・スポーツ

ソチ五輪以来、注目していなかったフィギュアスケート。
浅田真央ちゃん引退報道で思い出したように気になり、つい最近終わったフィギュアスケート国別対抗戦の、エキシビジョンだけテレビ観戦。

当たり前ですが、日本チームのキャプテンは羽生結弦選手。
五輪金メダリストだからと思うものの、この数年間、視聴していなかったギャップが。とくに女子の新星。新聞で名前は知っていたけれど、実際、顔もどんな演技かも知らない子ばかりで。しかも、十代なんですよね、みんな。

この国別対抗戦は、羽生選手がショートで出遅れたもののフリーでは一位。ほか、若手の躍進もあって、日本チームは三年ぶりの優勝を飾ります。三原舞依選手は日本記録更新の快挙で、氷上のシンデレラと称されるほど。

しかし、驚いたのは、このエキシビジョンで、あの村上佳菜子選手が現役引退を告げたこと。
真央選手につづき二重のショック。まだ22歳なのに。手足もすらっとしていて演技も映えるあの佳菜子スタイルが消えるなんて惜しい。真央二世とも呼ばれ、シニアデヴューは羽生くんと同じで、世界ジュニア女王。期待の星だったのに。数年追いかけてなかったので経緯はわからないけれど、フィギュアは選手を続けるのもいろいろ大変なので、ここが潮時と思われたのでしょう。これまでお疲れさまでした。できれば、次の五輪での活躍を拝みたかったですね。

さて、もうひとつの驚きというか、笑いがこみあげてくるというか。
歴代最高記録をたたき出したロシアの世界女王・エフゲニワ・メドベージェワ選手のアレですね。すでにネット上では話題になっていますが。かねてから日本のアニメ大好きの彼女、このたびの試合の日本の放送局がテレビ朝日だと聞いてファンサービスを思いついたらしい。なんと、セーラームーンの衣装でステージ・オン。




ルナとの出会いとか変身シーンまで忠実に再現している懲りっぷりです。おそろしく作品愛を感じます。リオ五輪のときの安倍マリオも世界中で話題になりましたけど。彼女がセラムン扮するのは、二回目で、過去に新潟のステージでお披露目して、原作者の武内直子先生ともツーショットで写真残しているらしい。手足の長さだとか、目の大きさだとか、少女漫画を忠実に再現しているようなスタイルなので、よく似合っていますよね。いやあ、これはほんとにお見逸れしました。リメイク版じゃなくて、旧作の「ムーンライト伝説」を使用しているあたり、わかってらっしゃる。

エキシビジョン問わず、ステージで沸かせたといえば、キムヨナ選手の007とか、高橋大輔選手のサンバとか、織田信成選手のチャップリンとか、羽生選手ならばロミオとか、いろいろ思い出ぶかいですよね。点数稼ぎに高難度の技に挑戦する試合とは別の楽しいステージ、やはりいいですね。

ちなみにメドベージェワ選手にセラムンコスプレをそそのかしたのは、真央ちゃんらしい。
浅田真央の残したものは大きいですね、いろんな意味で(笑)

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