陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

雨が散り、晴れを呼ぶ

2023-06-04 | 自然・暮らし・天候・行事

空き畑や庭の草刈りをしたい週末、天気予報では大雨だったのに、思ったよりも早く雨が遠のいてしまった。会社で外出の用事がある日にあいにくの雨、なのに、予定時刻にはすっかり天気が戻っていた。

最近なぜか、こんなことがよくあります。
この週末も、全国的には、台風2号の影響で被害が報じられていましたが。ご当地では、金曜夜のみの雨で土曜朝は快晴。なので、断念していた除草作業の続きを急きょ行えることに。

GWからこのかた、最近、平日は会社勤め、土日は午前から家しごと及び経理作業の連続。
今週は天気のせいにしてお休みできるかしら、などと油断していたのですが。

この時期は週末、いつ雨でつぶれるかわからない。
なので、気乗りしなくても、晴れたチャンスを逃さず作業をせねばなりません。農林水産業や建設土木関係の方は、スケジュールが天候に左右されやすいので大変ですよね。イベント関係もそうか。

以前、ある紳士のブログを眺めていた時に。
自分は究極の雨男だ、とぼやかれていました。自分を振り返ってみれば…大学受験の大雪の時を除けば、たいがいの資格試験日や、転職の面接日や入社日はだいたい晴れの日が多かったですね。むしろ天気がいい日だからこそ、うまくいったから、よく覚えていたのかもしれません。いまの勤め先もまさにそうで。

学生時代の修学旅行とか臨海学校とか遠足も、極端な悪天候に見舞われたこともありませんでした。
運動会とか文化祭とかもそうですね。じつは人生上、雨でつぶれた行事はいくつかあったのかもしれませんが覚えてはいないのです。学生時代の個人旅行(美術館鑑賞のため)で、箱根の山で濃霧に迷ってすわ遭難か?!ということはありましたけども。

ナショナル(現:パナソニック株式会社)の創業者である松下幸之助氏は、天気が悪くても自分のせいだと受け入れた、と言われています。
さすがに、自分の力及ばぬ気象条件までは責任は負えないもの。

しかし、それが言わんとすることは。
悪条件下であっても、すこしでも事態が好転するように自己努力を怠らずに、ということなのでしょう。

たとえば、台風や大雪の日、交通渋滞や公共交通機関の遅延が起きやすい。ですから、会社に行きたくない。いっそ、有休でもとって休んでしまいたい。そう思いがちですよね。

でも、ほんらいならば、通常よりも余裕をもって家を早く出ればよいだけの話。
天気が悪いからと原因探しばかりしたり、遅刻しまいと焦って危険運転をして事故を招くよりも、よほどそのほうが、精神衛生上いいわけですね。

会社勤めでは7時半までには家を出ますが、不調のときや、前日でショッキングなことがあった日は、どうしても、すこし遅くなってしまうことはあります。それでも、十分に、出社時刻としては小一時間も早い方。おかげさまで、残業もせずに定時帰宅できています。

土日もなるべく、こうした規則正しい生活を続けているせいか。
週末にあれがしたいので、天気が良ければいいな、と思ったとたん、太陽が覗いてくれることがあります。もちろん、それは偶然のイタズラなのでしょうが。私からすれば恩恵に近い僥倖なわけですね。

その昔、雨ごいをするとか、気象を操るとかいう呪術者みたいな人はいたみたいですが。
彼らが空のゆくえを読めたうえで占っていたのか、それとも、何かを行いたいひとの意思が通じたのか。

雨上がりの日の土地はゆるんでいるので、草が抜けやすく、除草作業にはもってこい。
台風で除草シートがいちぶめくれていて、修正に手間取ったものの、除草剤散布のために風もなく、スムーズに終えることができました。これで夏場のジャングルのような草伸び放題は防げます。よかった、よかった。
昨年は8月まで放置していたら、背丈以上にのびて小枝みたいになったので、今年から早めに対策します。夏休み中に苦労したくはありませんので。

(2023/06/04)


※画像はBing Image Createrで作成



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