ここ近年様々なハラスメントが話題になっています。
私が遭遇したなかでも特にひどいと思ったのが、職場の同僚や上司からのLINEの参加強制でした。
ちなみに私はスマホとガラケーとを使い分けています。
スマホはデータ通信専用で出先で調べものをしたいときやメールチェックしたいときのみ。ガラケーはインターネット接続できず、通話し放題プランに加入しています。
LINEユーザーが強制するのは何故でしょうか?
自分の友だちの数を増やしたいから? かまってちゃん的なメッセージを投げつけたいから? 無料でやりとりできるから? いずれにせよ、私からすると相当めんどくさい相手です。
ガラケーのショートメールでも十分連絡取れますし。
そもそも私の通話先は取引先事業主か法人営業担当、各種の専門家士業の先生か、公務関係者、金融機関などへの問い合わせがほとんど。当然ですが事業経費(家事按分するけれど)になります。月数千円の通話プランですが、直接話が聞き出せて重要な情報が入手できるなら安いものです。法人営業されるビジネスマンなら会社からガラケーを持たされていますし、向こうから通話してくれる方もいますが、私は必ず自分から電話をさせていただいています。なぜなら、話を聞くことで自分の利益になるからです。
ところが、職場(とくに派遣が多い就業先)の同僚などでLINEを断ると、途端に不機嫌になる人がいます。お前からのメールを受信するだけでお金がかかる、と意味不明なことも言われました。私は自分から用件がある場合は一件数円程度のショートメールでも厭わないです。しかし、どうでもいい無駄話のメッセージばかり送る相手は時間がもったいないので無視しています。
ある日、職場の同僚がいきなりキレて、お前がLINEができないのはITスキルがないからだ、あたしが教えてやる!とマウントしてきたのには閉口しました。その人間は事務職の経歴も少なくまともにエクセルもパワポも扱えない人間なのに、ちゃんちゃらおかしいです。しかも、その人間が言いふらして、私は職場でスマホすら操作できない人間にされていました。大事なデータを見せたくないから、あなた方の前でスマホを見せないだけなんですが? 高い車に乗っていたり、家電をもっていると、自分が大人物に見える病にでもとり付かれているのでしょうか?
また、私がガラケーを持っているとわかると、当日欠勤や遅刻の連絡まで私にさせようとする、厚かましい同僚までいました。お前と付き合ってやるから、お前のほうから電話してこいよと上から目線のおばさんもいました。正直、その年齢で親友がいない方なのでしょう。試しに電話をかけると二時間ぐらいずっと自分の話ばかり機関銃みたいにされますので、脳の病気かと疑うくらいです。家族仲も悪いので、愚痴を聞いてもらう余裕もないのでしょう。
私がLINEをやらない一番の理由は、個人情報の流出に懸念を感じているからです。自治体がLINEを活用しないのもリスクがあるとも聞きます。LINEに限らないのですが、SNS毒用者のITリテラシーの無さも問題です。もちろん一部の方だけですが。
それからLINEいじめなるものもありますね。
わざと既読無視したり、集団で退出したりする。人生に満たされないから資格や学歴があったり、正社員の職歴がある人をコケにすることで自己満足を得ようとしているのでしょう。そんなことをしても自分がレベルアップできるわけでもないのに。
こうした嫌がる相手にLINEへの強制をする行為は、ソーシャルハラスメントと呼ばれて職場のモラル違反として認められるようになってきました。そもそも業務外の時間は個人の自由ですから、職場の人間関係に縛られる必要なんてありませんよね。個人事業やら家庭の事情やらスキルアップやらで多忙な人間はそもそもLINEで時間を浪費したりしません。誰もが付き合う人間を選んでいますし、選ばれないということは自分に価値がないということです。
LINEで繋がりたがる人は、ほんとうに困ったときに助けを求められたり、厳しさのある励ましをくれるような友だちがいないのではないでしょうか。
私は職場で困ったときに適切なアドバイスを電話でくれるキャリアコンサルタント氏がいます。
毎年、年賀状を欠かさずに出しています。最近も相談に乗っていただきましたが、相手もプライバシーを明かして本音で語ってくださるし、同じ就職氷河期世代の苦労が共有できているので安心できます。正直、社会性のない主婦あがりで承認欲求の高すぎる同性(とくにバブル世代以上の)の同僚がいちばん苦手です。子どもや配偶者から満たされずに本質的に孤独を抱え、自分に自信がないので、誰かとつながりたがったり、褒め言葉を求めてさまよっているのではないでしょうか。誰かの持っているものを自分の虚栄心の道具にしたがるような、気持ち悪さがあります。
ほんとうにあなたのことを思っている友だちはあなたに直接声をかけてくれる相手です。
そして、あなたに会いに来てくれる人ではないでしょうか。もし、そんな相手がいたなら、大切にしたいものですね。
それにしても、私もあまりに愚痴が長すぎます。
LINEやツイッターでの単発短文コミュケーションには向かないのでしょう。私も味気ないメールを送り付ける相手は好きではないので、住み分けができてちょうどよいのではありませんか。