続けて、ミュージカル映画、
「プロデューサーズ」、「レント」を
観たのだか、なかなか感想が書けなかった。
まずは、「レント」から。これはNYの
オフブロードウェイ(小さな劇場)で
大ヒットを放ち、それからオンブロドウェイへ
移ってロングランを続けている舞台が
原作である。ミュージカルに詳しい人なら
来日版、日本版なども上演されているので
名前は知っていると思う。
私も宇都宮隆、山本耕史主演の日本版を
99年頃に観ていて、すごく感銘を受けた。
だから、この映画は絶対観たかったのだ。
この舞台は、脚本・作詞・作曲の全てを
ジョナサン・ラーソンという人が手がけている。
しかし、彼は成功を見ずに、プレヴューの日に、
35歳の若さで、急逝した。
一時は閉鎖も考えたらしいが、椅子に座って
歌っているだけで、俳優達は皆、立ち上がって
演じ始めたらしい。そうして、舞台の幕が
開いたのだ。
見えないジョナサンや彼の意思を継ぐ俳優達の
熱い想いがきっと客席にも伝わったのだろう。
その年には、トニー賞(舞台版のアカデミー賞
みたいなもの)の作品賞、脚本賞、助演男優賞を
受賞した。