まりぶろぐ

舞台や映画、本の感想などを綴ります。

「レント(RENT)」①

2006-05-27 12:48:42 | 映画

続けて、ミュージカル映画、

「プロデューサーズ」、「レント」を

観たのだか、なかなか感想が書けなかった。

まずは、「レント」から。これはNYの

オフブロードウェイ(小さな劇場)で

大ヒットを放ち、それからオンブロドウェイへ

移ってロングランを続けている舞台が

原作である。ミュージカルに詳しい人なら

来日版、日本版なども上演されているので

名前は知っていると思う。

私も宇都宮隆、山本耕史主演の日本版を

99年頃に観ていて、すごく感銘を受けた。

だから、この映画は絶対観たかったのだ。

この舞台は、脚本・作詞・作曲の全てを

ジョナサン・ラーソンという人が手がけている。

しかし、彼は成功を見ずに、プレヴューの日に、

35歳の若さで、急逝した。

一時は閉鎖も考えたらしいが、椅子に座って

歌っているだけで、俳優達は皆、立ち上がって

演じ始めたらしい。そうして、舞台の幕が

開いたのだ。

見えないジョナサンや彼の意思を継ぐ俳優達の

熱い想いがきっと客席にも伝わったのだろう。

その年には、トニー賞(舞台版のアカデミー賞

みたいなもの)の作品賞、脚本賞、助演男優賞を

受賞した。