昨日、びわ湖ホールで、松竹大歌舞伎を観てきました。
片岡仁左衛門さんを座頭とする公演で、片岡愛之助さんの
舞踊「雨の五郎」と、仁左衛門さんが近年当たり役とされている
「義経千本桜」(三段目)の親しみやすい狂言立てです。
ラブリン(笑)愛之助さんの舞踊は、いさましさと柔らかさを
持ち合わせていて素敵でした。
にざ様のいがみの権太は悪役ですが、完全なる悪ではなく
最後に善人にもなる難しい役どころ。にざ様の迫真の演技に
引き込まれました。,この役は、上方言葉でやるときと江戸弁の
ときがあるそうですが、今回は上方言葉でした。
それも、仁左衛門さんの独特の演出にしてあるようです。
お里を演じた片岡孝太郎さんは、おきゃんでかわいかったです。
他の役者さん達も渋い演技で、作品を盛り立てていました。
地方巡業なので、時間はいつもより短く約3時間。
お値段も手ごろでかなり得した気分です。
10月の南座での歌舞伎はあまりおもしろそうではないので、
パスして、次は年末の顔見世です。