まりぶろぐ

舞台や映画、本の感想などを綴ります。

宝塚花組『ラスト・タイクーン』②

2014-02-16 17:33:27 | インポート

その他では、キャサリンに付きまとうDV男(笑)のブロンソンに

望海風斗さん。歌も演技も良かったです。嫌味な男を上手に

演じていました。若手脚本家に芹香斗亜ちゃん。あとはユニオンの

メンバーの柚香光くんが目立ってました。

話は、よくあるような内容でしたね。プロデューサー・モンローと

ユニオンの対立、モンローとキャサリンとの恋、大物プロデューサー・

ブレーディとの対立など、いろいろ詰め込みすぎて、やや話が

散漫な感じになってました。でも、モンローの生き方が、退団する

蘭とむと上手くリンクしていて、その点は良かったと思います。

ショー『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』は、場面ごとにカラーが違い、

久しぶりにメリハリのあるショーで楽しかったです。

ケント・モリ氏の振り付けの場面も斬新でかっこよかったです。

そして、何と言っても、最後の男役の黒燕尾ですね。

蘭とむはさすがによく似合います。もう最後かと思うと

寂しかったですね。みりおちゃんが中心になるとまたカラーが

違ってくるでしょうし。オラオラ感満載の蘭とむのショーは

素敵でした。


宝塚花組『ラスト・タイクーン』①

2014-02-14 22:40:39 | 舞台芸術

昨日、母と宝塚花組『ラスト・タイクーン』『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』を

観てきました。お芝居は・・・。

20世紀のアメリカ文学の代表的な作家であるフィッツジェラルドが

最後に取り組んだ未完の長編小説「ラスト・タイクーン」のミュージカル化。

1930年代のハリウッド映画界を舞台に、大物プロデューサーの栄光と挫折、

そして女優であった亡き先妻と瓜二つの未亡人とのロマンスを

描いたミュージカルです。

プロデューサーの主人公、モンロー・スターに蘭とむ(蘭寿とむ)。

まず、スーツやタキシード姿がかっこいい。包容力あふれる演技で、

良かったです。モンローの最初の妻・女優のミナ・デービスと後で恋に

落ちる女性、キャサリン・ムーアの2役に蘭はなちゃん(蘭乃はな)。

大人の女性の部分も出しつつ、可憐でかわいかったです。

敵対するプロデューサー、パット・ブレーディにみりおちゃん(明日海りお)。

髭で、チョイ悪オヤジ(子持ち)の役で、何だか新鮮でした。

これから主役になると白い役が多くなると思うので、こういう悪役もいいな、と

思いました。


宝塚星組新人公演『眠らない男・ナポレオン』②

2014-02-03 17:46:22 | 舞台芸術

タレーランの十碧れいやさん。やはり歌が苦しかったです。

みっちゃんがさらっと歌っているように見える歌も、本当はかなり

難しいんだなぁと改めて思いました。ミュラの麻央侑希さんも同じ。

課題は歌、ですね。立ち姿は綺麗でした。

その他、脇役の、夏樹れいさん、ひろ香佑さん、夢妃杏瑠さんとかが、

歌も上手く、演技も安定していて良かったですね。

今回は、全編ほぼ歌で綴られているので、歌えないと苦しい部分が

ありました。

最後の挨拶は、さすがに主演2回目だけあって、ことちゃんも前よりは

落ち着いて挨拶されていました。この公演で学んだことをまた今後の

公演に活かしてほしいですね。


宝塚星組新人公演『眠らない男・ナポレオン』①

2014-02-02 17:45:48 | 舞台芸術

先日、宝塚星組新人公演『眠らない男・ナポレオン』

観てきました。主役ナポレオンはことちゃん(礼真琴)。

もともとかわいいイメージの人なので、どういった役つくりでくるかな、と

思ってたのですが、歌声もセリフも超低音ボイス。

やられた~と思いました。歌はさすがの安定感。低音から高音まで

自由自在でした。荒々しい感じがまだちょっと出てなくて、上品な

感じでしたが、十分に大人の男を演じきっていました。

うなじをなでる濃厚なラブシーンもあり、どきどきでしたよ~。

髪型はちえちゃんと同じ、黒髪でした。

ヒロイン・ジョセフィーヌに妃海風ちゃん。歌は抜群に上手いです。

迫力さえありました。ただちょっと華がないかな。たおやかさ、というか。

ことちゃんとは同期。息もぴったりでした。

結婚のシーンでことちゃんが指輪を落としたときは、ひやっとしましたが、

無事にさっと拾って、指にはめることが出来てよかったです。

マルモン役の瀬央ゆりあさん。初めてちゃんと聴きましたが、

歌も上手く、なかなか好演でした。