アリスにとうこさん(安蘭けい)。子持ちのキャリアウーマンという
初挑戦の役どころに体当たりで演じてました。
ずっと出ずっぱりでしんどい役だったと思います。
動作がスローな芋虫にJOYくん。なかなかイケメンで、
舞台度胸も良かったと思う。「楽しけりゃいいさ」が口ぐせの
エル・ガド(猫)に柿澤勇人くん。なかなかの実力派です。
白のナイトとアリスの夫ジャックの2役に石川禅さん。
この人はもう、いうまでもなく演技も歌も上手いです。
赤の女王に、これまた舞台は初の渡辺美里さん。きついイメージは
なく、ハートフルな女王様でした。歌はさすがに上手いです。
臆病者で太っちょの白うさぎに田代万里生くん。着ぐるみで
顔はメガネ。イケメンなお顔が全然観れなくて残念。
歌もちょこっとしかなくて、田代くんの持ち味が活かせてない感じ。
でも、コミカルな演技は頑張ってました。そして、圧巻だったのが
クロエをさらっていった帽子屋の濱田めぐみさん。すごい存在感でした。
アリスと敵対する悪役なんですが、迫力ありました。
歌も抜群に上手いですね。話は、全てアリスの頭の中でのことで、
登場人物達もアリスの一面を表しているのですが、話は単純なものでした。
でも、皆、キャラが個性的で、カラフルな衣装と、ワイルドホーン氏の
軽快な音楽で、ポップでキッチュなミュージカルでした。