もうだいぶん前ですが、宝塚月組の「バラの国の王子」を
観てきました。原作は、ボーモン夫人の「美女と野獣」です。
ディズニーの作品とは全く異なります。まずはお話から・・・
昔あるところに、バラを大切にして暮らす王族がいました。
しかし一人息子である王子は、悪い仙女の魔法によって、
野獣の姿に変えられてしまいます。そのとき良い仙女が現れ、
王子が真実を見抜く女性と出会うとき、魔法はとけるでしょうと
告げます…。時が経ちます。あるところに商人がいました。
商人には三人の娘がおり、二人の姉はわがままに育ちますが、
末娘のベルだけは気立ての良い娘に育ちました。
あるとき嵐の晩に、商人は森で道に迷ってしまいます。
大きな屋敷に辿りついた商人は、目についた食べものを
平らげて寝てしまいます。翌朝、目覚めた商人はベルへの
おみやげにと、庭に咲いたバラを折ります。
たちまちあたりは暗くなり、人とは思えない恐ろしい声が響き渡ります…。