先日、妹と宝塚星組『ロミオとジュリエット』を観てきました。
古典の作品ではなく、フランス版のミュージカルです。
3年前に星組で梅芸で初演され、雪組、月組と大劇でも
上演された人気作品です。
ロミオにちえちゃん(柚木礼音)。2回目だけあって、演技に
余裕が感じられます。純粋でまっすぐなロミオを好演。
ジュリエットに夢咲ねねちゃん。学年が上がった分、初々しさに
ちょっと欠けますが、かわいらしさは出てました。
何といっても、2人の演技の呼吸がぴったりなのが魅力です。
ティボルトにベニ(紅ゆずる)。コスチュームがすごく似合っていて、
ニヒルな感じで妖しかったです。課題の歌も上手くなってました。
マキューシオに壱城あずささん。上手いんだけど、ちょっと
押し出しが弱いかな。もっと狂気を前面に出しても良いと思いました。
そして、私が最も注目しているベンヴォーリオにことちゃん(礼真琴)。
大抜擢です。まだ研5ですもの。ちえちゃんと友達に見えるかな、と
不安はありましたが、大丈夫でした。演技はまだかたいところも
ありますが、「どうやって伝えよう」の歌では、さすが。上手いです。
髪型が似合ってないのだけが気になりました。まだまだこれから
経験を積んで、素敵な男役さんになってほしいです。
「死」のダンサーにゆりかちゃん(真風涼帆)。3年前も演じられて
ましたが、余計、表現力が増している感じがしました。
「愛」のダンサーに鶴美舞夕さん。キレのあるダンスで素敵でした。
表情がもっと優しいと尚良いのにな。
あと印象的だったのが、ジュリエットの乳母の美城れんさん。
包容力もあり、自然な演技で良かったです。歌も上手かったです。
今回、Aパターンと書いたのは主要キャストの一部に役替わりが
あるからです。Bパターンも観に行くので、また感想書きます。