喜寿から始まる

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気づきのきっかけ

2018年12月01日 | 日記

進歩というのはいかに多くの基本的・根本的なことに気づくかということだ。

いわれてみると、そんなことわかっていると思う。
でも違う。

「先生、〇〇って決まっているんじゃないですか」などと質問を受けた。
法律問題についてそう思っている人が多いかもしれない。
でも、そうじゃないから頑張っているのである。

そして、ふと思った。
弁護士といっても、人によって違う。
資格がある以上、基本的は同じと思っていた。
ところが、頭を使わないで、言われてことをそのまま伝えるだけというタイプが
むしろ多いのだと知ってびっくりした。
ただ、それだけだった。

先の質問を受けて、世間的には、つまりネットで調べればその通りだ。
しかし、ネットレベルでないところにいたので、驚いたわけである。
その説明をした。

その後でふと悟った。
定食に松竹梅がある。
また、洋服でも何でも、既製品、カスタムメイド、特別注文品とある。
つまり、どのコースかという差なのだと気づいた。
松で、既製品で普通は困らない。しかし梅でなきゃという人もあるいは
定食じゃなく特別コースでなきゃという人もいる。
特別注文品でなきゃ、しかも超ブランドショップでという人もいる。
どのコースを選ぶかは、人生のすべてのものに係わる。
値段もピンキリになる。
どのレベルで満足するかはその人の人生観である。

人の生き方の違いというのは、結局、その人が、どのレベルを選んでいるか
ということだと気づいたわけである。
ただ、どのレベルを選ぶかのためには、いろんな選択肢があることを知る
必要がある。
より良いレベルがあることを知る必要がある。
向上心の問題である。

ということは、これまた、言うはやさしく、行うは難しである。
ということに、また気づいた。
進歩は果てしなく続くらしい。

やかいなものである。