肺がん余命宣告されてからの日々

母が肺がんになり余命を宣告された日からぼちぼちと記して行きたいと思います。

母の夢

2012-02-14 11:21:39 | 日記

母の夢を見ました。
2回目です。
一度目はお葬式が終わった次の日の昼です。
顔の産毛を剃っていたら急に母の手が私の手を掴みびっくりして目が覚めました。
なんだかとても怖かったです。

そして今日は幸せな夢を見ました。
場所は架空の場所でした。
最後のお別れで母の側に家族だけいました。
すると母が大きなため息というか息を大きく吐き出しました。
生き返った!と思い様子を見たら本当に目を覚ましたのです。
そしてその時に作っていた蒸し野菜やチキンのソテーやサラダなど食べさせたのです。
母は自分でも食べる様になり良かったね、随分食べていなかったよねと話ながら食べました。
不思議な場所でした。
急に部屋の中になったりワンダーランドの様になったり街になったりと景色が動き出し美しく素敵でした。
空も雲が流れたり海の様子になったり変化します。
母は歩けました。
二人で夢の様な素敵な場所に感動しながら歩きましたし走りだしたりしました。
母に歩けるようになったんだね、もう苦しみも痛みも無く元気な体に戻ったんだね、良かったねと
話しました。本当に嬉しかった。

母は洋服やさんに入り私に寒いからとコートを買おうとしていました。
私は以前に持っていたからいらないよと言います。
そして店を出て歩きだします。
兄がバスに乗ってどこかにトレッキングに行こうとしていた所に私達が通りかかりました。
兄はそのまま私達と一緒に歩きだします。

野原にテーブルがありそこでデザートを食べます。
買っておいたケーキを走って取りに行き母に渡します。
一緒に一口食べた頃になると母は青い砂時計を持っていました。
お別れを意味した言葉を言っていました。
本当に最後の時に電話が鳴ります。
私が代わったら、もう時間です。と女性の声が聞こえました。
その後はお店にある扉の中に入って行きました。
最後の最後まで隙間がある限り母はにっこり笑ってくれていました。
母は旅だったのだと思いました。
今は痛みも苦しみも無く不思議な場所で素敵に過ごしているのでしょう。
元気になり食事も出来て歩いたり走ったり出来た母を見れて本当に良かったです。

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