拝殿の裏に向かう何組かの家族連れがいる。
この道の先は開けた畑になる。
ワタシもそのあとを付いて行くことにした。
緩やか坂道を登ると左右に畑が広がる。
後ろを振り返るとずいぶん高くまで来たことがわかる。
遠くに見えるのは都心部か。
空にはトンビが輪を描いて舞っている。
どうやらこの辺りは親子で里山体験をする場所のようだ。
たくさんの家族連れが楽しそうに山道を歩いている。
ここまで登るのは年寄りには難儀だったが、
若い両親や子どもたちにとっては
何ということもないのかもしれない。
ワタシも幼い息子ふたりを連れて、
そういうことははたしかにあったなあ、
などと多少感傷的になるのはしかたない。
小一時間ほど山歩きをして駅の方に戻る。
駅の北側を流れる三沢川を眺め、
東に向かい最近できたらしい蕎麦屋へ。
三沢川は多摩川水系の一級河川。
いつものように、ひとり遠足の慰労会である。
冷酒に板わさ。
この店の板わさは富山の蒲鉾とかで美しい。
もりそば700円は妥当なところか。
出汁がちょっと●●●だったのが残念ではある。