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散歩と俳句。ときどき料理と映画。

東京のモスク

代々木上原のモスク、〈東京ジャーミー・トルコ文化センター〉へ動画の撮影に行く。
ここは国内最大のモスクで内装の美しさは、アジアでいちばんと言われている。
山手通りを渋谷行きのバスに乗り、代々木八幡で下車。
ここから徒歩で代々木上原の先のモスクへ。
約一時間で到着。
モスクは2階が礼拝堂になっている。
ここは信者でなくても入ることができるし、撮影も礼拝時以外は自由にできる。
ただし、女性は礼拝堂に入るさいに信者でなくとも
入口に用意されたスカーフで髪を被わなければならない。

礼拝堂に入るとここがアジアでいちばん美しいモスクというのもうなずける。

イスラム教についてはほとんど知識はないが、この礼拝堂に信者が集まり、
神(アッラー)を讃える祈りを捧げる光景は見てみたいと思った。
写真や動画を撮りながら、ふとした違和感が生まれた。
それはこの礼拝堂に、神の姿を描いたものが一切ないことからくる違和感である。
たしかにイスラム教は偶像崇拝を否定しているから、神の姿を描いたりはしないだろう。
キリスト教も偶像崇拝を否定しているが、教会に行けば神やイエス、
聖母マリア、多くの聖人の姿を描いたステンドグラスや像が溢れている。
教会ならカトリックもプロテスタントも同様だし、
ロシア正教の教会には、素晴らしいイコンも飾られている。
つまり、キリスト教においては偶像崇拝否定は建前であろう。
ただユダヤ教の教会、シナゴーグには行ったことがないのでわからない。
このモスクには偶像と呼べるものは一切存在しない。
抽象的な模様があるだけだ。
その模様が何を意味するかはわからないが、
偶像を排除する姿勢は徹底しているように感じられた。

併設のマーケットであれこれ買い物。どれも安い。
トルコワインがあるかと思ったが、やはりイスラム教の国。置いていない。
トルコはイスラムの戒律が緩い世俗主義をとっているとはいえ、
モスクのそばの文化センターで公然とアルコール類を販売するわけにはいかないのだろう。

マーケットで買ったなかのひとつ。
この缶詰はぶどうの葉ピラフ詰め。350円。
トルコではよく食べられている郷土料理らしい。
まだ食べてはいない。

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