散歩と俳句。ときどき料理と映画。

神代植物公園へ その5

腹も減ってきたので深大寺門から一旦植物園を出て、蕎麦屋に行くことにした。
入場券の半券があれば再入園できるシステムである。
ところがその半券がない。
シャツの胸ポケットに入れたはずなのだが、みつからない。
あちこちのポケットを探すが、どこにもない。
K氏が〈半額で入ったんだから、また半額で入ったらどうッスか〉と言う。
いや、そういう問題ではない。
250円をケチっているわけでもない。
窓口に行って受付のお姉さんに
〈半券なくしたんですが、なんとかなります?〉
と尋ねる。
最近ワタシはこういう相談を平気でやるなあ、歳をとるとはこういうことか。
お姉さんは、小さなガイドブックに今日の日付のゴム印を押し、
〈これで再入園できます〉と優しい笑顔で渡してくれた。
ボケ気味の年寄りの扱いに慣れているのだろう。

ガイドブックに押された日付のゴム印。

園を出てすぐ右手の蕎麦屋に入る。
松葉茶屋という。
ここはK氏と昨年来た時も入ったお気に入りの店である。

松葉茶屋はエアコンの効いた部屋もあるが、ワタシたちは天井のないテーブル席がお気に入り。

K氏はいつものように生ビール。
ワタシは冷酒にするかと、メニューを見て驚いた。
8月の終わりにひとりで行った御嶽の茶屋で、一合300円だった澤乃井がここではなんと500円である。
K氏に話すと、〈御岳は沢乃井の隣りの駅だから安いんじゃないですか〉と言う。
〈隣駅つうてもよ、御嶽の店は標高900mやで〉とワタシ。
澤乃井を頼むのもなんだか釈然としない。

で、その下にある同じ500円の〈白鶴淡麗純米〉を注文。
アテはまず板わさである。

そのあと、焼き鳥二本、五目すりみ天、酒は〈白神山地の四季〉300㎖850円を注文。

焼き鳥もすりみ天も美味しかった。

K氏は生ビールの大。
〆はもりそば。770円は高過ぎやね。

店の叔母さんと話などして、再入園に腰を上げる。

〈続く〉

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