毎月第一、第二、第四、第五日曜日に開催される門前仲町の富岡八幡宮骨董市へでかける。
うちからは大江戸線で一本、約40分ほどで到着。
シルバーパスが使えるので交通費はかからない。
最高気温が26度近くの夏日、暑い。上着はいらなかった。
コロナが収まったわけでもないのに、出店数は多い。
客はそれほどでもないが、境内入口近くでやっている和太鼓の演奏は
密状態の観客である。対丈夫なのか。
小さな子どもまでマスクもせずに太鼓を叩いている。
出店数は多いのだが、なんともおもしろいものがない。
どの業者も同じようなものばかり並べている。
安南焼のいい壺もあるにはあるが高すぎる。
古本を並べたブルーシートの上に、『赤胴鈴之助』の単行本が積まれていた。
数えてみると17冊である。
買う気はないが離れたところに座っているオヤジに
「ここの赤胴はいくら?」と聞いてみた。
オヤジ「17冊あるんよ、17冊で5万円」となかなかいい値段である。
1冊3000円ほどか。本の状態はとてもいい。
今この本が〈まんだらけ〉でいくらで売られているのかわからないが、
おそらくオヤジの値付けとかわらないような気もする。
ただ、判型がB6である。B6の単行本はけっこうな値がつく。
しかし、これが1万円だとしても、そんなカネは持っていない。
3000円握りしめて来たワタシである。
帰って調べてみると全24巻で8、9万円。
オヤジの付けた値段は正解〈笑、であった。
〈続く〉