1935年創刊の法然上人鑽仰会発行の月刊誌『浄土』に、
骨董や古物のことについて連載を始めたのは、2016年の4月号からだった。
ある句会の月刊冊子にシロウト骨董好きのエッセイを連載していたのだが、
それを読んだ浄土宗のS寺のご住職からのお誘いで、『浄土』に連載が始まった。
二年、もしくは三年続けられればいいかと思っていたのだが、
なんと来年一月発行の2、3月合併号までの7年間、計70回の連載となった。
一年間に2回合併号が出るので年10冊の刊行となる。
これで連載はようやく終了。
手に入れた骨董品や古物について調べ、写真を取り文章を書いてデザインまでやった。
楽しい7年だった。
じつのところ楽しみだった骨董市通いが、
ここ2年は連載を続けるために通うようにもなったりしたのは事実である。
ちょうどいい引き際かもしれない。
最後の記事は、三年半前に骨董市で手に入れた
ロンドンとパリの子ども用の靴型(木型)について書いた。
どちらも20世紀初頭のものである。
このデザインデータをメールで送ればいいのだが、
もう少し調べたいことが出てきた。
年内入稿で大丈夫だろう。