書名:ジプシーにようこそ!
著者:たかの てるこ
発行所:幻冬舎
OLである、たかのてるこさんが自分で予定も決めず世界中のどこかに飛び込んで行くシリーズの最新版である。
今回はジプシーに小さいころから自由な放浪びととして興味があったと言うことで、ルーマニアにジプシー村に飛び込んで行った。
彼女も忙しいらしく、年末と年始にかけての10日間くらいをフルに使っての旅になっている。
前半は、思っていた人になかなか会えずに苦労しているが、後半は彼女を可愛がってくれる60歳代のおばさんと会えて、自分の祖母と重ね合わせて語っているのが印象的である。
ジプシーは最近は定住しているが、心は旅する人であり、心は自由という所に次第にひかれていく。ジプシーの発祥の地はインドでありカースト制度に反発し、旅に出たのが始まりらしい。従って、もともと未来を考える民ではなく、彼らは今を生きている。
そのため、将来が暗くとも現状をいかにうまく一歩一歩乗り越えていくのなが彼らにとって重要らしい。彼らが食べて、踊るのも今を大切にたたいからなのだろう。
また所有権の概念がないのもおもしろい。誰かの物であっても、そこに存在していれば、自分の物であり、(両親の物でなく)、勝手に使ったり食べてしまうという特性も面白い。それにしても関西弁まるだしのこの旅行記はとっても面白い。
著者:たかの てるこ
発行所:幻冬舎
OLである、たかのてるこさんが自分で予定も決めず世界中のどこかに飛び込んで行くシリーズの最新版である。
今回はジプシーに小さいころから自由な放浪びととして興味があったと言うことで、ルーマニアにジプシー村に飛び込んで行った。
彼女も忙しいらしく、年末と年始にかけての10日間くらいをフルに使っての旅になっている。
前半は、思っていた人になかなか会えずに苦労しているが、後半は彼女を可愛がってくれる60歳代のおばさんと会えて、自分の祖母と重ね合わせて語っているのが印象的である。
ジプシーは最近は定住しているが、心は旅する人であり、心は自由という所に次第にひかれていく。ジプシーの発祥の地はインドでありカースト制度に反発し、旅に出たのが始まりらしい。従って、もともと未来を考える民ではなく、彼らは今を生きている。
そのため、将来が暗くとも現状をいかにうまく一歩一歩乗り越えていくのなが彼らにとって重要らしい。彼らが食べて、踊るのも今を大切にたたいからなのだろう。
また所有権の概念がないのもおもしろい。誰かの物であっても、そこに存在していれば、自分の物であり、(両親の物でなく)、勝手に使ったり食べてしまうという特性も面白い。それにしても関西弁まるだしのこの旅行記はとっても面白い。