風録blog

風のごとく過ぎ去る日々を録したい

ドラッカーのテクノロジストの条件

2006-03-07 18:09:24 | Weblog
テクノロジストの条件
  P.F.ドラッカー著 上田惇生著
  ダイヤモンド社

メモ書きです。
ページが記入されている箇所は引用させて頂いています。
まずは以下を押さえた上で、次に進みたいと思います。

・技術革命は、社会のイノベーションと政治のイノベーションを必要不可欠とする(p37)
・知的労働者自身が、自分の仕事は何であり、何でなければならないかを明らかにしなければならない。それができるのは知的労働者自身である。知的労働の生産性向上を図るには、知的労働者に対し、なすべき仕事は何か、何でなければならないか、何が期待されているか、仕事をするうえで邪魔なことは何かを問うことが必要である。(p82)
・製造とは一つの総体、すなわち部分の総計を超えるものであるとの認識である。(p129)
・部分が総体を作ってはいない。総体が部分を決める。しかし不確定要素はある。
・マーケティングとは、技術変化を経済的に意味のあるもの、欲求の満足へと転換することである。(p167)
・イノベーションのための組織では実行が主な仕事となる。(p168)
・イノベーションのための組織がやってはならないことは、目標を低く設定することである。(p169)
・イノベーションは価値の創造であり、科学や技術ではなく、外部に変化をもたらすことである。
・イノベーションの力学
イノベーションは確率分布に従う。需要の増大にもかかわらず収益が伸びない場合は、工程、製品、流通チャネルを変えるイノベーションが大きな成果を生む。(p174)
・イノベーションの戦略
既存のものはすべて陳腐化すると仮定する(p175)
イノベーションの成功確率はせいぜい10%である。(p176)
・イノベーションの基準
イノベーションを行う組織は、既存の事業とは異なる基準を持っている(p176)
投入できる優れた人材と資源はどれだけあるか(p177)
重要なことは、期待するものを検討し、書き出しておくことである(p177)
重要なことは、変化が例外ではなく規範であり、脅威ではなく機械であるという真に革新的な風土(p177)
・トップマネジメント
トップの地位にある者が、アイデアを正面から取り上げることをみずからの職務としている(p177)
・イノベーションのための組織
イノベーションを行なう組織はイノベーションのための活動を独立させて組織している(p178)
・障害は既存の事業
昨日を養い、明日を飢えさせる誘惑にかられるからである(p182)
・いかなる有機体といえども、老廃物を排泄しないものはない。さもなければ自家中毒を起こす(p187)
・マネジメントの目を機会に集中させなければならない(p192)
・予期せぬ成功を調べなければ、起業家的であることはありえない。(p192)
・既存企業が起業家的であるためには、みずからの業績評価にイノベーションの成果についての評価を組み込まなければならない(p195)
・新事業はいわば赤ん坊であって、しかも赤ん坊でいる期間はかなり長い。赤ん坊をおくべきところは育児室である(p200)
・挑戦に罰を与えてはならない(p203)
・イノベーションの機会(p213)
予期せぬこと、ギャップの存在、ニーズの存在、産業構造の変化、人口構造の変化、認識の変化
・数字を見るとともに、人を見なければならない。分析を行なうとともに、自ら出かけ、ユーザとなりうる人たちを観察し、彼らの期待、価値、ニーズを把握しなければならない(p223)
・目的意識をともなう激しく集中的な仕事である(p224)
・組織として機能しうる範囲内の最小限の規模が最適である(p231)
・テイラーの動機は、資本家と労働者が生産性の向上に共通の利益を見出し、知識を仕事に適用することによって社会を調和あるものにすることだった(p264)
・知識の意味の変化(p272)
①道具、工程、製品への知識の応用②仕事そのものへの知識の応用(テイラー)
③既知の知識への知識の応用(マネジメント革命)
・マネージャとは
知識の適用と知識の働きに責任を持つ者(p274)
・知識が単なるいくつかの資源のうちの一つではなく資源の中核になったことにより、われわれの社会はポスト資本主義社会となった(p275)
・知識労働と肉体労働の両方を使う人たちをテクノロジストと呼ぶ(p281)

以上です。
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