風録blog

風のごとく過ぎ去る日々を録したい

本:なぜ、あの会社は儲かるのか?

2013-01-27 16:39:21 | Weblog
題名:なぜ、あの会社は儲かるのか?
著者:山田英夫
こういうタイプの本は、通常あまりおもしろくないことが多いが、この本はビジネスモデルに
的を絞っており、かつ実際の事例が多くておもしろい。
知っている事例も多い(星野リゾート、コマツ・・)が、結構知っている会社のつもりでも
知らないビジネスモデルがあり、楽しい。
・ブリジストン
タイヤの管理アウトソーシング。すり減ったタイヤは張り替えて再生させるが、タイヤ周りの事を
すべて任せてもらう一括受託事業。
お客様はバス会社、トラック会社、コンビニ会社など。タイヤの内圧管理、ローテーション、外傷有り無し管理、
タイヤ取り外し時期管理、トルク管理、タイヤの交換など全部を一括受託する事業である。
タイヤ販売単独事業とはカニバリを起こす可能性あり。
・ヒルティ(リヒテンシウタイン)
もともとは、建築用ドリル、切断、研磨などの電動工具の販売会社。
これらの製品がコモディティー化してきていることと、建築現場で工具が十分手入れされていないことに着目し、
工具一式のリースビジネスに転換。
但し、顧客が現場の職人から、リースということで経営層に変わったことで苦労。
・日本ゴア
ゴアテックスの会社
透湿性と防水性の両方を兼ね備えたゴアテックスをスキーウェアだけでなく、他にも応用するため素材の
ブランドを完成品にロゴラベルづけし、しかも高級品にしか使わせなかった。
協賛金はなし。インテルインサイドは協賛金有りなので、それよりさらにwin-win。

これ以外にもいろいろ事例があっておもしろい。
あと、以下が説明が記憶に残った。
・会社というものは、単位を持っている。新日鉄ならトン、三菱地所なら㎡、アサヒビールはケース、
東京瓦斯は㎥とかとか。こういう単位から離れたビジネスは社内で理解されにくく、
事業として成立しにくい。ー>NTTはG/Mbit、とうことはその単位で測れないビジネスモデルは。。。。
・個々の製品が安価とか性能が他社より良いということだけが大切なのではなく、顧客のトータルコストを
さげることが大切。地下鉄に蛍光灯を売っている会社であれば、蛍光灯が一気に寿命を迎えることが
大切。なぜなら、天井の蛍光灯をバラバラ取り替えるコストが馬鹿にならないため。

いずれにせよ、最適なビジネスモデルを常に考えPDCAを回すことが重要だろう。
コメント