風録blog

風のごとく過ぎ去る日々を録したい

本:リクルートのすごい構創力

2017-11-28 15:55:53 | Weblog
題名:リクルートのすごい構創力
著者:杉田 浩章(ボストン コンサルティング グループ日本代表)

リクルートがなぜ強いのか、について書かれている本はたくさんあるが、この本はその総集編みたいな本だ。
以前、リボン図の解説も読んだが、この本ではリボン図が「社会的な意義」にまで及んでいると書かれている。
最近のインディードの買収まで言及されていておもしろい。
<トピックス>
・外部にディスラプトされるくらいなら、自らディスラプターを抱えてしまえ。Indeedの件を指す。
・その「不」は、本当に世の中が解決を求めているものなのか、既存の産業構造を変えられるか、「不」の解消は収益につながるのか
・「市場規模」「ユニークか」「志があるか」
・まずMVP:Minimum Viable Productを作成する
・財布まで見えること、新サービスを買ってもらうということは、何かほかの支出を削らないといけないので。
・オペレーションにかかるコストが大きければ、「勝ち筋」とは言えない。
・KPIに必要な条件。1.目標との整合性、2.安定性(検証しやすく、継続的であること)、3.指標がひとつか二つのである単純性、これを定めたら他の要素は捨てる。
・「型化」されること、言い換えると「念仏」にまでになること。例えば「コア商圏、飲食、居酒屋、1/9ページ、3回連続受注、20件訪問」。これはホットペッパーの例
・リクルートのヨミ会。「なぜを解き明かす会議」、なぜ今週売れたのか/売れなかったのか、何が足りていれば買ってくれたのか、もっと提供価値をあげるには、、、、、
・SUUMOの「ラジオ体操」と呼ばれるマニュアル冊子は3冊にも及んでいる。情報量が多いだけでなく、「こういう時にはどうするか」までが記載されている。
・営業では、ロールプレイングも徹底して行われる。
・「Airレジ」は、テーブルごとの注文の入力からレジでの会計情報までの情報管理を行う。どのテーブルが空いているかの可視化が行われ、在庫化することができる。これをWEBと連動させればリアルタイムでの予約管理ができる。
・Airレジの利用状況をリクルートの本部側で把握し、「スムーズに使いこなせている」「Airレジの使い方を試している段階だ」「使い方に引っ掛かりを感じて、離脱しそうだ」を分析する。この情報をコールセンターに回して、顧客にコンサルする。
・リクルートでは、営業を「単に追い込む」だけではなく、実現するために必要なリソースを投入したりもする。
・マネージャ/経営者にとっては現場の能力を最大限に伸ばすために何をすべきかを考え、必要なリソースを投入することが一番のミッション。
・ホテル情報の「じゃらん」は、旅館・ホテル情報を掲載する広告モデルであったが、紙ではなくWEB媒体となると同時に、ビジネスモデルを再考した。その結果、予約までできるサービスとした。これによって、カスタマーから見れば予約までできるサービス、クライアントから見れば、成約時に支払う成功報酬モデルとなった。
・上記のように、顧客企業のビジネスプロセスに深く入り込み、ビジネスモデルを進化させるところにまで、提供価値を大きく広げている。
・人事評価の「イノベーション項目」。これは、期初に想定していなかったような革新的な結果を出した場合の「加点」である。担当企業への担当サービスの売上が非常に高かったというだけではなく、業界の「不」をどのように解消したかなども含まれる。
コメント