風録blog

風のごとく過ぎ去る日々を録したい

書評:効率が10倍アップする新・知的生産術

2008-04-07 18:57:28 | Weblog
勝間和代さんの本を読んだ。
題名:効率が10倍アップする新・知的生産術
著者:勝間和代
発行所:ダイヤモンド社

・確かに自分に与えられた有限の時間をどう使うのかはすごく大切なこと。
・特に知的生産活動に携わるものにとっては自分との戦い。
 誰かが逐一マネージしてくれる訳ではない。
・その意味で彼女の生活は非常に活性化され、かつインターネットを含むツール類、
 単に頭のためのツールだけではなく、自転車とかナビとか体を鍛えるツールも
 含めて、活用している。
・Gmail、すなわちWEBメールの活用など、野口悠紀雄氏もやっている
 メールをベースにしたあちら側のストレージ活用なども彼女もやっている。
・細切れの時間を如何に活用するか、如何に「ながら」をやるか、如何に乱読する
 か、というノウハウを通して頭をフルに使う時間を多くし、問題の本質に
 どう迫るかというひとつの「頭活用アプローチ」
・自分のブログ、自分のコミュニティー、ランチ会合などを通して、自分が
 情報をgiveすることにより結果として如何に人脈を作るか、それによって想定外の
 知的な刺激を如何に受けるかという「人脈形成アプローチ」
・食べること、寝ること(6-7時間確保)、運動すること、によって自分のベスト
 コンディションを如何に継続し、知的生産を維持するかという
 「基盤的アプローチ」
・この3つのアプローチを組み合わせ、かつ自分の得意な分野で成果を上げるという
 基本思想に基づいている。
・私は彼女は彼女なりに効率的な知的生産活動方法を身につけているし学ぶところも
 多い。
・但し、問題は彼女が何を目指しているかだと思う、今回の本はある意味ハウツー本
 であるためにそこに触れていないのだろうが
 「人生として何をしたいのか」
 が見えない。これだけの知的獲得をした結果として、彼女はどうのように
 社会に貢献したいのだろうか、
 例えば、これだけの知識を得た上で、市民のための政治家になりたいとか、
 である。そこまで踏み込んで彼女の生き様を書いてほしかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする