斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

急増加している北海道中央バスの中古車&JR北海道バスのあれこれ

2010年08月24日 21時40分59秒 | バス
 北海道最大のバス事業者で札幌市内で主力的な存在になっている北海道中央バスですが、2009年辺りから
 中古車
 が急増しています。かってにはあり得なかったベースで投入が進んでいて、札幌市内の各所で見かけるようになりました。そんな新たな中古車を見てみましょう。



 神奈川中央交通
 から来たエアロスターです。1996年式のエアロスターMと1997年式のニューエアロスターの両方とも来ています。北海道中央バスへの移籍に当たって正面の運賃幕が埋められた他、車内の手すりにも変化があります。ただ、車内の座席には変更が無いようです。また、神奈川中央交通では装備していた前扉の新ステップは撤去されています。


 横浜市交通局
 から来たブルーリボンのワンステです。ワンステと言う事で前面に車いすマークが付いています。元横浜市交通局のブルーリボンは車内の手すりの他に側面行先表示器の移設が行われています。このブルーリボンは各営業所に配置された様で、所々見かける事が出来ました。


 南海バス
 から来たブルーリボンのワンステです。写真を見て元南海バスである事にはすぐにわからないと思います。これは鳳シャトルバス用に投入された前中扉のワンステで、後継車の投入に伴って他営業所への転属を経て、北海道中央バスに移籍してきました。上の元横浜市交通局と同じワンステですが、窓が異なっている他、標準尺になっているのが相違点です。これも結構な数が来ていて、写真の地下鉄麻生駅以外にも大通や真駒内でも見かけました。


 京浜急行バス
 から来たブルーリボンのワンステです。元京急バスの車両はJR北海道バスにも多数移籍していますが、北海道中央バスは2009年が初めてです。車いすマークが無いのですが、一応ワンステですね。


 JR東海バス
 から来た日デUA+富士7Eです。ナンバーからして2009年にJR東海バスが一般路線から撤退した時に残っていた車両だと思われます。JR東海バスの車両はハイバックシートでグレードが高いので北海道中央バスにはピッタリなのかもしれませんね・・・。塗色と手すり以外はほとんど変わっていません。



 川崎市交通局
 から来た車両で、上はニューエアロスターで、下は日デUAです。いずれも短尺です。というか、北海道中央バスは一時期大型ショート車を入れていた以外はほぼ標準尺を選択していたので、短尺は中古車ならでの事です。座席がそのままになっているので、すぐに元川崎市交通局だとわかりますね。


 こちらは新たな中古車ではないのですが、北海道中央バスが初めて中古車を入れた時の車両で、
 東京都交通局
 から来たエアロスターKです。1990年式のU代で、都営バス時代は都市新バスで用いられていた車両です。北海道中央バスではこの車両をきっかけに中古車を少しずつ投入し、2009年あたりから一気に増えたわけです。このエアロスターKは何故か特急バスで用いられています。


 新車もきちんと入っています。写真は2009年秋に投入された
 エアロスター
 です。


 こちらは2009年秋に入った
 日野HR
 です。中型ロングはKL代とPK代で一時期投入されていたのですが、標準尺のワンステが投入されるようになってから暫く途絶えていました。そんな中で、2009年にはBDG代として投入が復活しています。


 こちらは中古車ではなく、自己発注車のエアロスターMです。なぜ、ここで掲げたかと言うと、前面の行先表示器まわりが
 白く
 なっているからなのです。北海道中央バスでは普通黒く塗るんですが、この車両だけは再塗装時に何故か白く塗っています。なので、パッと見たら中古車のように見えてしまうのです・・・。


 話はJR北海道バスに変わります。JR北海道バスも北海道中央バスと同じくらい中古車を購入しています。こちらは
 川崎市交通局
 のブルーリボンのワンステです。ブルーリボンの中古車は多数いるのですが、元川崎市交通局の車両は初めて見ました・・・。


 神奈川中央交通
 から来たエアロミディです。前面の運賃幕は埋められている以外は神奈川中央交通の面影が随所に残っています。尚、JR北海道バスは昔から神奈川中央交通の中古車を入れています。


 これは
 元自家用
 のエアロスターです。側面行先表示器が後付けであり、窓配置から元自家用車なのではと思われます。この写真は大通の中央バスターミナル付近で撮影したものなんですが、運転手が作業服を着ています。だから、多分ナンバーの交付を終えて手稲or琴似に向かっている最中だと思われます。何せ、ナンバーが札幌200か2781と新しく、バスが西方向へ向かっていたので・・・。


 JR北海道バスも新車を購入していますが、2010年春に入った新車で大きなポイントは久しぶりに
 エアロスター
 が入った事です。エアロスターの新車は2004年ごろに入った分(KL代)を最後に投入が途絶えていたので、6年ぶりとなります。KL代とは窓サッシの色が異なっています。
 社番は534-9960です。厚別営業所に数台が入っているのを確認しています。


 こちらはスペースランナーAです。エアロスターと同時にスペースランナーAも入っていますが、社番以外全く同じです・・・。社番は538-9962で、琴似営業所所属です。
 時折、タイヤのホイールに三菱ふそうのマークがあると三菱ふそうだとおっしゃっている方がいますが、写真のスペースランナーAのホイールにも三菱ふそうのマークが付いています。となると、ハンドルしかないやろ・・・。


 P.S. 商店街を歩いていた時、某店舗に貼られていたポスターに京阪バスのバスの写真が載っているのを目に止まった。よく見ると、写真はW-1999で52号経路の表示がきちんと写っていたんねん。しかし、このポスターは石山アートプロジェクトのもので、記載内容はバスとは全く関係ないものやった。おそらく、商店街の中を走るバスを強調したかったんやろうな・・・。

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