![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/c7/b6c85664823c574e0ca23203a83dd95d.jpg)
天王台駅から川村学園女子大学・湖北駅方面へバスを運行している
ニュー東豊
という事業者があります。
ニュー東豊は元々千葉県我孫子市に本拠を置くタクシー会社なんですが、バスの規制緩和に伴って2006年よりバス事業に参入しました。運行開始は2006年9月1日ですが、運行開始当初は終電の早いJR成田線の沿線を走る深夜バスのみでしたが、程なくして天王台駅から川村学園女子大学経由湖北駅の路線を開設しました。現在はその2路線体制です。
しかし、天王台駅発着路線は阪東バスと完全に並行しており、しかも頻発で運賃も安かったのです。これでは
完全競合
ですよね・・・。しかし、乗客はほとんどが阪東バスを利用しており、ニュー東豊バスを利用する客は少数のみでした。そのため、減便が進み、2007年より平日のみの運行になってしまいました。しかも、減便でバスの運行間隔が不一定という状態に陥ったのですが、今年になって改善されたみたいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/35/ee61a80ec3f81ba2fd08078927b70d39.jpg)
車両は全て
中古車
で、一番上の元西東京バスの日野+富士7Eが主力です。他に写真にあるような元西武バスの日デ3扉車や元京王バスの日野純正車体もいます。ただ、千葉県内を運行しながらナンバーが土浦ナンバーになっています。これは当初は習志野ナンバーでしたが、千葉県内における排ガス規制が厳しくなり、それを逃れるために土浦ナンバーに変更したようです(車庫を排ガス規制対象外の茨城県に移したのでしょう・・・)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/92/17c9f792f98d10c56011f1525c8356b0.jpg)
リアですが、ニュー東豊バスの路線図がのっています。それほどアピールしたがっているのでしょう・・・。まあ、現在のところ2路線しかないのでそのようなことが可能になったのでしょう・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/4e/b69394881c7379d75de533fe91bbcca9.jpg)
ニュー東豊バスと完全競合している
阪東バス
です。川村学園女子大学行きなんですが、拙者が撮影したときはニュー東豊バスより多数乗っていました。駅の階段から近いし、昔から運行しているので、それほど信頼があったのでしょう・・・。
ニュー東豊バスでは無人のまま発車する便が多く、乗客が乗ったとしてもぜいぜい1~2人でした。
ただ、ニュー東豊バスの運行には曖昧なところがあり、拙者は以下の点について疑問に思っています。
・わざわざ阪東バスと完全並行する路線を新設した点
・排ガス規制を逃れるために田舎に車庫を構える点
・運行間隔が不均一になっている点
元々タクシー会社であり、バス事業には不慣れな点があったかもしれませんが、新規参入するにしてはいろいろ考えるべきなのではと思います。
京都市のセレモニー観光では京都市交通局と並行しながらも京都駅八条口~京都女子学園間の路線を開設しながら、新車を投入できるまで順調に成長したという例があります。これは京都市バスでさえ行けなかった京都女子学園の前まで路線を通した点が好調に繋がったでしょう・・・。見習うべき点あるかもしれませんね。
やはり、ニュー東豊バスを見て、バスの新規参入の難しさを実感させられました。
ニュー東豊
という事業者があります。
ニュー東豊は元々千葉県我孫子市に本拠を置くタクシー会社なんですが、バスの規制緩和に伴って2006年よりバス事業に参入しました。運行開始は2006年9月1日ですが、運行開始当初は終電の早いJR成田線の沿線を走る深夜バスのみでしたが、程なくして天王台駅から川村学園女子大学経由湖北駅の路線を開設しました。現在はその2路線体制です。
しかし、天王台駅発着路線は阪東バスと完全に並行しており、しかも頻発で運賃も安かったのです。これでは
完全競合
ですよね・・・。しかし、乗客はほとんどが阪東バスを利用しており、ニュー東豊バスを利用する客は少数のみでした。そのため、減便が進み、2007年より平日のみの運行になってしまいました。しかも、減便でバスの運行間隔が不一定という状態に陥ったのですが、今年になって改善されたみたいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/35/ee61a80ec3f81ba2fd08078927b70d39.jpg)
車両は全て
中古車
で、一番上の元西東京バスの日野+富士7Eが主力です。他に写真にあるような元西武バスの日デ3扉車や元京王バスの日野純正車体もいます。ただ、千葉県内を運行しながらナンバーが土浦ナンバーになっています。これは当初は習志野ナンバーでしたが、千葉県内における排ガス規制が厳しくなり、それを逃れるために土浦ナンバーに変更したようです(車庫を排ガス規制対象外の茨城県に移したのでしょう・・・)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/92/17c9f792f98d10c56011f1525c8356b0.jpg)
リアですが、ニュー東豊バスの路線図がのっています。それほどアピールしたがっているのでしょう・・・。まあ、現在のところ2路線しかないのでそのようなことが可能になったのでしょう・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/4e/b69394881c7379d75de533fe91bbcca9.jpg)
ニュー東豊バスと完全競合している
阪東バス
です。川村学園女子大学行きなんですが、拙者が撮影したときはニュー東豊バスより多数乗っていました。駅の階段から近いし、昔から運行しているので、それほど信頼があったのでしょう・・・。
ニュー東豊バスでは無人のまま発車する便が多く、乗客が乗ったとしてもぜいぜい1~2人でした。
ただ、ニュー東豊バスの運行には曖昧なところがあり、拙者は以下の点について疑問に思っています。
・わざわざ阪東バスと完全並行する路線を新設した点
・排ガス規制を逃れるために田舎に車庫を構える点
・運行間隔が不均一になっている点
元々タクシー会社であり、バス事業には不慣れな点があったかもしれませんが、新規参入するにしてはいろいろ考えるべきなのではと思います。
京都市のセレモニー観光では京都市交通局と並行しながらも京都駅八条口~京都女子学園間の路線を開設しながら、新車を投入できるまで順調に成長したという例があります。これは京都市バスでさえ行けなかった京都女子学園の前まで路線を通した点が好調に繋がったでしょう・・・。見習うべき点あるかもしれませんね。
やはり、ニュー東豊バスを見て、バスの新規参入の難しさを実感させられました。
いつの間にか土浦ナンバーに変わっていたのですね。
今年2月に東豊学園の広告を撮りに行って以来、
ご無沙汰でしたので気が付きませんでした…
私もこの記事を見て様子を見に行きたくなりましたが、
如何せん平日のみの運行というのがキツイですね…。
阪東の路線2本分をカバーしている割には
日中は空気輸送の感が強いですが、
9時代など午前中は利用者も比較的多くいる様です。
特に阪東のバスが無い川村学園から湖北駅への利用者は
どの時間も一定数います。
運行間隔については阪東が走っているから、
という「甘え」もあるのでしょうが、
現金での乗車ならともかく、
東豊の回数券を買って利用するとなると、
ちょっとキツいものがありますね…。
コメントありがとうございました。
私が見たニュー東豊バスは氷山の一角でした・・・。朝夕はそれなりの乗客がいたんですね。川村学園女子大学~湖北駅間も阪東バスと並行しているのかと思ったらそうではないようですね。
ただ、阪東バスと東豊バスのエリアがあまりにも似すぎているので乗客の混乱は避けられないようですね。
天王台駅北口~川村学園女子大学~大和団地と、
天王台駅南口~東我孫子~湖北駅南口の2路線です。
前者とは天王台駅北口~川村学園女子大学間で、
後者とは新岡発戸~湖北駅南口間で並行しています。
またニュー東豊参入後、阪東が新設した南青山循環も並行路線です。
殆どのバス停が同じ位置に設置してあるというのも、
紛らわしさの原因だと思います。
コメントありがとうございます。
やはり、並行部分が多いですね・・・。単独区間は川村学園女子大学~新岡発戸間のみのようですね。しかも、同じバス停に設置していたとなると、紛らしいですね。この辺りで乗客に混乱を与えているのは事実ですが、何とか調整でも行えないのかな・・・。
ちなみに拙者の地元の近くで、石山駅~浜大津駅間で京阪バスと近江バスが完全競合していましたが(ダイヤもバラバラ)、今年の4月21日ダイヤ改正でダイヤが調整されました(両社とも1時間に1本ずつの30分ヘッド)。そういうように調整してくれればね・・・。
某氏自らが指揮を取っており今回の路線バス事業参入には市内公共バス入札に
参加したいからという意図があると言われています。
我孫子市にはあびバスというコミュニティバスがありますが、この入札には
「路線バス運営者」という条件があり、当時貸切バスとタクシー事業しか
なかったニュー東豊と関連会社の豊島運輸は入札に参加出来ませんでした。
そこでどこかしらの路線を運営しようと考え、NECと川村の固定客により
黒字運営が容易に想定出来る本路線に参入したと言われています。
その際に阪東より10円安く回数券では2倍近い額分の券とした破格の運賃を
採用し阪東の客を奪おうとしたのですが阪東がすぐさま同額運賃を打ち出し
対抗した為にさほど客は流れず今に至るというようです。
ちなみに土浦ナンバーですが千葉県側にある飛び地の小堀地区に車庫があり
そこを登録地とすることで車庫飛ばしを逃れています。
コメントありがとうございます。
やはり、ニュー東豊バスは政治的な意図で出来たんですね・・・。路線バスにしてはちょっと適当というところがあるので、怪しいなと思ったものです。しかし、並行する阪東バスも対策を取っているのでなかなか手ごわいですね。
小堀地区って確かに飛び地ですが、明らかに排ガス規制逃れですね・・・。
いつも、乗り物情報を提供して頂き有り難うございます。
「事故を数回目撃された」との事ですから、マナーの方は相変わらずのようですね。
これほど叩かれているバス会社も珍しいですね(笑)。
夏に湖北地区のバス停を数ヵ所見ました。坂東と10メートル位離れていましたが、1ヶ所は一緒にありました。国道沿いにK消防局(署から昇格)があり、よく幼稚園や小学生が社会見学をしていますが、バスを見ると、殆どがニュー東豊の緑のバスですね(K市も落札?)。
北柏駅から国道を跨ぐ日本でも有数?の長い歩道橋がありますが、歩道橋の階段を降りると、ニュー東豊のタクシー乗り場です。
手賀沼側の構内営業が認可されないからでしょうか?
路線は月見草の様に、ひっそ撤退した感じがします。
コメントありがとうございます。
確かにニュー東豊は中途半端な感じですね。しかも、撤退もひっそりという感じでしたね。阪東バスと少し離れた位置に設置されたことは何とも理解できません。これでは混乱するばかりですし・・・。
社会見学の貸切も行ったのことなのですが、路線バスでは儲からないので貸切の営業も必死だったようですね・・・。