斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

岩国市交通局 最後の時

2015年04月06日 21時35分17秒 | バス
 2015年3月31日で
 岩国市交通局
 が全ての路線をいわくにバスへ移譲し、事業終了しました。熊本市交通局と小松島市運輸部と同時でしたが、こちらはあんまり注目されていませんでした。とはいえ、全ての路線をいわくにバスへ移譲しただけなので、移譲後も大きな変化はありません。




 岩国市交通局で主力的な存在であった
 エアロミディ
 です。U代からKC代まで多数の車両がいますが、約半数がいわくにバスへ移籍しており、最晩年にはのこり半分ぐらいしかいなかったようです。とはいえ、ラッピング時に社名表記を消した車両も多く、どこが岩国市交通局なのか、いわくにバスなのかが区別付きませんでした・・・。


 こちらは
 レインボーⅡ
 です。低床車から日野へ移行し、レインボー、レインボーⅡが投入されています。レインボーはほとんどがいわくにバスへ移籍していましたが、レインボーⅡは一部がいわくにバスへ移籍したものの、多くの車両が岩国市交通局のままで走っていました。写真はノンステです。



 こちらは
 リエッセ&ポンチョ
 です。リエッセについてはせいりゅう号と一部の一般車は岩国市交通局で走っていましたが、一部はいわくにバスへ移籍していました。ポンチョはほとんど岩国市交通局のままでした。


 こちらは特定用の
 レインボー
 です。岩国市交通局といわくにバスは多くの特定用車両を保有していますが、多くがいわくにバスへ移籍しており、岩国市交通局の車両は少なくなっていました。写真のレインボーは山22かナンバーだったので、P代ですね・・・。



 車体そして車内に見られる岩国市交通局の表記です。これも3月31日限りで見られなくなり、いわくにバス株式会社へ書き換えられています。




 こちらは岩国市交通局の拠点である
 交通局
 バス停です。交通局の車庫は岩国駅より東側の帝人の工場の近くにあります。駅から交通局行きのバスが出ており、そこに乗車して約10分で行くことができます。ここには路線バスだけでなく、高速バスの広島バスセンター~岩国線の一部がここを起終点としています。そのため、バス停ポールが2つ立っています。ここは岩国市交通局の営業所ですが、交通局だけでなく、いわくにバスの営業所も兼ねており、いわくにバスの銘板もあります。
 しかし、岩国市交通局の事業終了により、全ていわくにバスの車庫となり、バス停名も「いわくにバス日の出町車庫」に改称されます。日の出町は車庫が位置する地名からです。




 こちらは
 交通局行き
 のバスです。交通局行きのバスは三笠橋経由と昭和町経由の二つがあり、いずれも所要時間はほぼ同じです。因みに交通局へ行った時は行きが三笠橋経由、帰りが昭和町経由でしたが、三笠橋経由ではJR線を乗り越える時に螺旋橋を通っていました。
 しかし、交通局の事業終了に伴うダイヤ改正において、交通局行きのバスは全て一つ先のワタミ厨房前(旧帝人東門)へ延長され、交通局改めいわくにバス日の出町車庫は途中停留所になります(ただし岩国駅方面行きは車庫始発となる)。
 因みに交通局行きはいわくにバス担当便もありました(時刻表には岩国市交通局といわくにバスのどちらかが担当しているのかが記載されていた)。


 最後にいわくにバスの車両たちです。
 こちらは2012年に投入されたブルーリボンⅡノンステです。中型車で揃えられていたいわくにバス(岩国市交通局)にとって初めてとなる大型車となります。しかし、岩国錦帯橋空港シャトルバスに充当されており、専用のラッピングがなされています。


 こちらは2014年に投入されたいわくにバスにとって初めてとなる中古車で、いすゞのエルガミオワンステです。公式FBには首都圏とありますが、どうやら元京急のようですね・・・。2002年式です。


 こちらはいわくにバス籍でスクールバスで活躍していた1986年式のP-MK116Jです。ついにナンバーが外されているのを確認しました。とはいえ、この車両は3月が車検なので、車検切れでナンバーを外されたとも考えてもいいでしょう。とはいえ、ナンバーが外されただけで、車内の運賃箱や運賃表示等はそのままとなっています。

 これにより、3月末で熊本市交通局、小松島市運輸部、岩国市交通局が事業終了することになりましたが、公営バスがますます減っていくのは寂しい限りです。
 車庫内での撮影は事務室の許可を得ております。
 以上です。


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