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ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

じぶんを探しに

2007-08-29 00:43:16 | 日記・エッセイ・コラム

人間、
還暦過ぎたら自分自身の人生を生きても
許されることと思う。
これまでの社会人としての生き方から一歩離れた人生、
世俗的なしがらみから抜け出して
ほんとうの自分探しの人生・・・・。

五木寛之氏の著書『林住期』の中でも
人生の仕上げに向けての大事な時期を示唆している。

〈 何の役にも得にもならないことを・・・ 〉 と、
友人たちの揶揄が今にも聞こえてきそうだが
林住期に該当するぼくは
徐々に不義理を重ねながら
下手な詩をせっせ、せっせ、書き綴っている。

抒情詩や叙事詩、あるいは社会派のような
沢山なスタイルの詩が氾濫しているが
ぼくの書くものはそのどれにも属していないような気がする。
より私的で視座の狭い作品である。
しかし、それが自分なのであるから
それでいいと考えている。

誰のためでもなく
自分自身のために書いている。
もしかしてぼくの詩作は写経のようなものかもしれない。

   
テレビ消して虫の思ひを思ひけり    やす