ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

キュウリ食べますか?

2010-07-31 15:25:37 | 日記・エッセイ・コラム

このところ集中的に
ナスとキュウリが近所から届けられ
わが家の台所は悲鳴をあげている。

「キュウリ食べますか?」 と言われると断れない。
二人きりの食卓にも限界があり
なるべく遠くの知人に手伝ってもらう。

きょうはゴーヤが届き
さて、どうしたものかと思案している。
 ゴーヤチャンプル・・・・
料理番組で幾度か見たけれど
正直、ぼくには美味しい料理とは思えない。
それでも暑気払いにはなりそうな食材なので
なんとかチャレンジしてみようと考えている。

豚肉との相性は確かによさそうなので
中華味噌はどうだろうか。
 テンメンジャン 豆板醤 コチジャン XO・・・・・など
少しづつ試してみよう。

     額に蠅わがIQを覗かるる


OB会

2010-07-30 23:58:11 | 日記・エッセイ・コラム

青年会議所のOB会に出席した。

OBになってもはや27年が経つというのに
仲間たちの中に入ると
すっかり青年の時代にタイムスリップして大はしゃぎ。
うれしいやら ちょっと単純すぎるやら
にんげんなんてこんなものかと認識を新たにする。

OBの中でもぼくはもう年長組の部類で
爺さまたちから爺さま扱いされる。

人生の2割か3割の時間を青年会議所活動に
身を置くことができたことは幸せである。
第一に健康であったこと。
第二にある程度の経済的余裕があったこと。
そして家族の理解があったこと。

以上、三つの条件が整ってこそはじめて
青年会議所に没頭できるというもの。
そうした恵まれた環境にいられた自分に感謝している。

出席者のどの顔も皆、幸せそうであった。
はしゃぎ過ぎて喉がひりひりする。
熱中症? そうそう! すっかり忘れていた。

        ちちちちと夢で詫びゐる夜の蝉


なにか手だてを

2010-07-29 16:01:13 | 日記・エッセイ・コラム

右脳、左脳、大脳、小脳、間脳
脳という脳のすべてが機能停止状態・・・・

どうやら軽い熱中症か。
思考力がすっかり失せて
ぼんやりと時間の流れにながされている。

雑文でも書けと パソコンに向かっても
何一つテーマが浮かんでこない。

 ダメだ! このままではいけない!

このひどい倦怠感から脱け出すには、いったい・・・・

 そうだ!

ワーグナーの音量を最大にしてトンカツを食う。
ソースは名古屋の味噌カツ風味
もずくの酢の物 
レタスサラダ 茗荷の味噌汁を残さず食べる。
そして仕上げは、にんにく卵黄。

 ・・・・・・・ダメだ! やっぱり。

蓄積された倦怠感はトンカツぐらいでは解消しない。
しかも今日は朝から雨模様のうっとうしい空の色。

 なにか手だてを見つけないと、 手だてを-------

        とりあへず動けと老鶯の声しきり


わが心のトウモロコシ

2010-07-27 17:48:03 | 日記・エッセイ・コラム

直売所にて
夏の好物トウモロコシを買う。

トウモロコシは畑で捥いでからの時間勝負。
捥ぎたてなら生食もできるが
時間が経つほどに不味くなる。

鼻に汗をかきながら
茹でたての熱々を食べる。
これまさに夏の風物誌である。

我が家の姫(ロクサーヌ)もまたトウモロコシ大好き。
猫舌のくせに 湯気の立っているのを我慢できない。

ずっと昔、老舗の染物屋を覗いた時
トウモロコシをデザインした夏暖簾に魅了された。
トウモロコシ畑を風が吹き抜けているような
なんとも涼しげな暖簾。
だが、25歳のふところ事情ではとても買えるものではなく
いつか手に入れてやろうと思いを強くした。

5年後 いくらか余裕ができたので再び訪ねたが
もはやお目当ての暖簾は無くなっていた。

欲しいと思ったものは少々無理してでも
その場で手に入れないと後悔する、
ということをそのとき自覚した。

しかし亦その自覚が
後々 苦労させられることにもなる。

     接吻もとうもろこしも火傷する


台所から宇宙へ

2010-07-25 22:10:12 | 日記・エッセイ・コラム

同人誌『馴鹿』の定例会に出席する。

勉強会というよりも雑談会になってしまったが
ときには詩作へのヒントを得ることもあるので
雑談といえども人の話は疎かにはできない。

今や詩界に於いても女性の活躍がめざましく
作品上の男女の差をうんぬんすることなどできない。
台所から宇宙へと見事に飛翔している。

そもそもぼくが詩を書き始めたのも
とある女流詩人の作品に触れたことが
そのきっかけになっている。
感性の鋭さと
大胆な表現に驚かされて
それまでの俳句から詩に傾いていったのである。

     稲びかり女は鬼を身ごもりて