ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

国勝りて山河亡ぶ

2014-07-31 18:47:14 | 日記・エッセイ・コラム

放射性指定廃棄物最終処分場の候補地として
わが塩谷町が提示された。

お隣の矢板市が白紙に戻されてより
この結果についてはいづれ想定内のこと。
札束をちらつかされ
貧しく脆弱な自治体がまっさきに狙われる。

どこかには造らなければならないという総論と
しかし自分の近くには嫌だという各論との葛藤が
国と地元住民との理解を阻んでいる。

しかも原発という国家政策のミスの
尻ぬぐいはごめんだ。
船村徹氏らの提唱した山の日が
やっと制定されたというのに。
美しい山河が汚される。

これまでの常とう手段である
金で住民を黙らせるようなことは
もはや通用させてはならない。

    オスプレイ辱暑の空を掻き回す


みなみちゃん

2014-07-29 12:31:59 | 日記・エッセイ・コラム

ちょっと離れているが
以前に見つけた直売所へ出かける。

スイカ・カボチャ・桃・野菜を買う。
カボチャは
中山カボチャとみやこカボチャの交配種で
みなみちゃんカボチャという名の
JAなす南の特産品。
ぽくぽくと丹波栗のように美味しい。

スイカは皮のところまでしゃりしゃりと甘く
地域のブランドスイカとして現地でしか手に入り難い。

桃だけはイマイチであったが
遠出しても価値のある買い物であった。

当美術館のパンフレットや
絵葉書およびチケット等が同時に切れるので
印刷屋さんと打ち合わせする。
なかなか良心的な主人なので安心して
仕事を任せられる。

     上げ花火ビルの谷間を駈けあがる


気付かぬように

2014-07-23 19:04:14 | 日記・エッセイ・コラム

だれにも気付かれないように
この惑星の自転と公転の速度が
早められているような妙なインスピレーションが働く。

とかく一日が早すぎる。
一週間が早すぎる。
一年が数ヶ月前のような気がする。

一切の不具合も証拠も残さず
着々と時間が早められている。
自分を含め全体が一緒に加速しているので
気付きようがないのだ。

こんなことが出来るのは神以外にはない。

この世には理由のないものは何一つないと
いわれているから
何らかの意図があって
時間が短縮されているのだろう。

月も太陽も変わらず現われたり沈んだりし
総ての時計が正確に時を刻んでおり
どこにも不具合はないのだが
それでも何だかおかしい。

    蜻蛉の思惟の彼方の夕茜


似る

2014-07-20 12:03:51 | 日記・エッセイ・コラム

深夜、
枕元の闇に手を伸ばしラジオを点ける。
コンチネンタルタンゴの旋律が
遥か彼方に行ってしまった想い出を引寄せ
あの日の言葉や風の香りや
街角の風景が懐かしくよみがえってくる。

人生の中に音楽があり
音楽の中に人生があり。

「君は演歌を聞きますか?」
黙っていると
「聞かない方がいい、ああいう顔になってしまうから」
-------- 一理ある。

趣味や好みは人の顔を作り
力士は力士らしい顔になり
うなぎ屋はどこか鰻に似た顔になる。
孟母三遷の謂われにも底通して。

   ゆくときは箒星の背に乗りて


らっきょう

2014-07-10 17:14:50 | インポート

新鮮なラッキョウを貰ったので
肉みそ炒めを作る。
日本の味噌と中華味噌(テンメンジャン)を半々に使用。
結構美味しく出来たが
ラッキョウは軽く潰してから炒めたほうが
味が沁みてさらに美味しく出来たかも。

台風8号が猛威を振るっている。
当地は今のところ静かだが
明日の未明には烈しくなるだろう。
雨や雪や風や地震に列島はぼろぼろにされている。
しかも年々その被害が大きくなっている。
なんとかならないものだろうか。

拉致問題に漸く進展が期待できそうな状況。
もしも めぐみさんが帰ってきたら
安倍さんへのこれまでの批判は総て
吹っ飛んでしまうだろう。

      七夕や漂流物にハングル文字