ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

感謝をこめて

2013-12-30 14:33:28 | 日記・エッセイ・コラム

きょうは女房の〇〇回目の誕生日。
一応女なので正確な歳は言わないでおく。
宇都宮に出かけてイタリアンのランチで祝う。
うれしそうに食べている顔を盗み見しながら
来年は怒ったり声を荒げたりしないようにと心に誓う。

以上で本年度のブログは終了しますが
あの人この人の顔を想像しながら
読んでくれる人がいるかぎり
続けたいと思います。

それにブログは
私にとってはリハビリテーションでもあります。
感性が萎んでしまわないように--------
ウオーミングアップ。

それでは一年間ありがとうございました。
来年が皆様にとって素敵な年でありますように
お祈り致します。

 


門松を飾る

2013-12-27 10:25:23 | 日記・エッセイ・コラム

「簡素化」という行政からの指示が浸透し
町中から門松が消えて久しい。

冠婚葬祭の返礼品の簡素化なら理解できるが
昔からつづく季節の行事や風習に
手を抜くことは賛成できない。

一年に一度
門松をたてて新年を祝うことが
どれほどの無駄というのだろうか。
松明けにそれらを燃やすことが
どれほど大気を汚染させるというのだろうか。

日本には春夏秋冬四季折々の風習がある。
さらに繊細に二十四節気に分けられて
日本独特の情緒的暮らしぶりがある。

デリカシーのない役所の号令で
あれもこれも見捨てられて
季節感が失われてしまうのは
悲しいことだ。

造園屋に頼んで門松をたててもらう。
----------辺りいちめんに淑気がみなぎってくる。


取合わせの妙

2013-12-23 14:45:12 | 日記・エッセイ・コラム

摘みたてのクレソンを頂いたので
甘柿とレタスに合せてサラダをつくる。

ドレッシングはシンプルなフレンチ系。
クレソンの苦みと柿の甘さが絶妙なハーモニー。

取合わせとか相性というものは
上手くゆけば想定外の効果を生みだし
魅力的な一品に変身する。

これは料理に関することだけではなく
俳句の二物衝撃が然り。
人間の出会いも亦然りである。

建設的出会いと破壊的出会いの
どちらを手にするかで人生が左右される。

想えば幾つもの出会いがあって
陽のあたる場所に引きたてられたり
その逆に随分と危うい場面もあったなあ。

インターネットで一時ブームになった「脳内相性」。
あれは得心も多く
なかなか面白いものであった。

  蜘蛛の糸ほどの絆へ賀状書く


馬三代

2013-12-18 16:43:55 | 日記・エッセイ・コラム

そろそろ年賀状作りにかからねば。
どんな言葉を載せようか・・・・。

干支に合せて
やはり馬に関するものがいいだろうか。
できるだけシンプルで余韻のあるものを。

わが家は
祖父・父・私の三代つづけてのウマ年。
譬えれば祖父はペガサス、父はハイセイコー
私はちゃぐちゃぐ馬というところかな。

それぞれに趣が異なり
祖父は文化的素養を遺し
父は経済的安定を遺し
私はいまだ何も残せていない。

いづれ評価は子孫に委ねるとしても
興味あるところだ。

さて、
どこぞの三代つづく独裁国家の言動は
周辺諸国の悩みの種である。
独裁政権の末えいは決して幸せではない筈なのに。

友人が函館六花亭の焼き菓子を届けてくれた。
二時間ほどお喋りしたが
このごろ家庭サービスに目ざめ 
よく奥さん孝行しているようだ。

 眠れねば眠れぬもよし聖歌聴く


そんな先のことはわからない

2013-12-15 13:47:18 | インポート

今年も残すところあと15日。
まさに光陰矢の如し。

時間は光速で過ぎ去って行く。
その時間の帯の上で人間も亦光速で流されて行く。

映画『カサブランカ』のワンシーンを想いだす。
 「昨日なにしてたの?」
E・バーグマン  
 「そんな昔のこと覚えてない」
ハンフリーボガード  
 「今夜会える?」
バーグマン   
 「そんな先のことはわからない」
ボガード 
実にカッコイイ台詞。
一度どこかで使ってみたいと思っていたが
どうやらその機会ももうなさそうだ。

この時季は振り返ることが多くなり 
それにしても随分と無謀なことをやったものだなあ。
数えても数えきれない。
死んでもおかしくないこともあって
今更ながらゾッとする。

その反動であろうか
この頃は引きこもり症のように家にこもって・・・・・。

 外風呂へ下駄の歯跡や雪初め