ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

室温46湿度90の世界

2009-06-27 12:21:58 | 日記・エッセイ・コラム

まじめに働いたことのないぼくにとって
こんなに大量の汗を流したのは初めて。

あるひとの紹介で薬石浴を体験した。
そもそもひとの勧めにはあまり乗らないほうだが
今回はなぜかしら素直に従うことになった。

熱した玉砂利に天然温泉湯を撒き
その上に横たわると
15種類の薬鉱石から天然ラジウムなどが発生し
たちまち全身から汗がふきだす。

サウナにも似ているが
浴場が広いので息苦しさはない。
手もとのアルカリミネラル水で水分補給しながら
7・8分じっとしている。
まさに滝のような汗を実感した。

途中、休憩を入れながら4・5回くりかえすわけだが
腸内温度が42度にもなるというから凄い!
体の奥に潜んで悪さしている連中も
驚いて汗とともに外へ逃げ出すにちがいない。

「嵐の湯」という名前からして何か奇跡が起こりそうだ。


    
引き売りの言葉あやしみ立葵


半夏生

2009-06-24 16:32:25 | 日記・エッセイ・コラム

うるわしの国が
迷路にはまり込んだまま
時間だけが無情に流れていく。
人々は行き先のわからない流れの中で
不安と焦燥の苦い水を飲まされている。

  変革(チェンジ)-----------
掛け声だけでなく多くの人々が本気で変革を
望むようになってきた。
危機的状況への人々の意識が高まっている。

  (政治は金がかかる、
   献金が無ければ政治活動はできない)
このようなおごりとたかりの体質から
はやく脱け出さなければいけない。

その第一歩としての政権交代。
   (どうせ自分の一票なんて・・・)
これまでの冷めた思いから
一人ひとりの一票が日本を動かすという自覚に
変わってきている。
  
願わくは
それら変革への思いがはしか熱で終わらないよう
  やっぱり・・・・・・・でした。
ということにならないよう

百万票も一票から
一粒の麦としての誇りと勇気を持ち続けたい。

     
しみじみと雨しみじみと半夏生


あるいは迷友

2009-06-13 11:52:36 | 日記・エッセイ・コラム

〈盟〉とは
神の前でいけにえを殺しその血をすすって約束を誓うこと。
〈盟友〉とは
その約束をかため合った同士のこと。

タローさんの盟友がこの一年の間につぎつぎ更迭された。
一人はポカをやって、
一人は正義をつらぬいて。

政治家の盟友とはこんなにも軽いものなのだろうか。

天下万民のために
泣いて馬しょくを斬るという苦渋の決断も
時には求められるだろうが
この度の騒動は党利党略、
さらには大将自らの保身としか思えない。

一寸先が闇の政治の世界、
いっそのこと迷友という新しい造語を増やしてみてはどうか・・・・

ある団体の役職にと、
友人がふたり訪ねてきた。
健康上の理由で固辞したが
なかなか理解してはもらえない。

友愛のすばらしさと同時に
友愛のもろさの現実をつくづく考えさせられるこの頃である。

    
つつぢ一輪コップに咲けり昼仕度


じーじとムーミン

2009-06-03 18:32:26 | 日記・エッセイ・コラム

きょう6月3日はムーミンの日。
単なる語呂合わせで実際の記念日は
原作者の誕生日になっている。

10年ほど前から出かけるときには
上着の襟にムーミンのバッジをつけることにしている。
意味はない。
(相手の不思議がる視線が面白くて)
還暦を過ぎたじーじとムーミン・・・・・・・・

マンガオタクのタローさんの提案で
マンガ博物館(?)を造ろうという計画がある。
ぼくはマンガを読まないが
「のらくろ」「サザエさん」「鉄腕アトム」などの名作をはじめ
たくさんの作品があって
世界に輸出している日本のアニュメーションの経済効果は
2兆円とも3兆円ともいわれ
文化の一角を成しているのは確かだ。

費用は150億円ほど必要だそうだが
新しく箱ものをつくって国民の反発を受けるより
現在休眠中の施設を上手に利用すればいい。
バブルのとき国が造った赤字施設があちこちにある筈・・・・
そのような条件付でぼくは賛成したい。

     
蕗を炊くサンサーヌを聴きながら