このところいくつかの病院と治療院を巡り、なんとまあ!病人の多いこと・・・。
待合室はどこもかしこも患者さんで溢れ、2時間・3時間待ちは当たり前。
ある病院では5時間もかかった。
どこにも行きようの無い患者たちは、それでもじっと待ちつづける。
これはもう異常事態としか言いようが無い。
院長は受け入れを抑えるように事務長に申し入れても、事務長の方は、
経営上の業績を上げようとどんどん受け入れてしまう。
両者のジレンマが結果的には患者への苦痛になっている。
医師はまるでベルトコンベアーの前に貼り付けられたように、
あとからあとから押しよせてくる患者の奔流にひたすら応じている。
これでは「仁術」など施しようもないし、インフォームドコンセントもままならない。
予約3ヶ月先という超有名クリニックもあって、僅か15分ほどの施療のために
飛行機や新幹線でやって来る患者もいる。
なにかがおかしい。どこかがおかしい。
ハイリスクの分娩を断る病院が現われつつあると危惧されている。
このような状況で、はたして日本は医療先進国と言えるだろうか・・・・。