美幌高校ラグビー部応援記

花園出場をめざし、練習に励む北海道立美幌高校ラグビー部の奮闘ぶりを紹介

長瀬副主将

2008-08-25 20:59:40 | Weblog
その壁を乗り越えろ。

新チームの副主将・長瀬選手のコメントです。
「2年生と1年生の壁をなくしたい」。こんな話しを聞くことができました。
今の長瀬選手、いい顔してます。
その目からは、「自信」「自覚」といった言葉が読み取れます。
最も期待する選手の一人です。
(写真=美幌合宿で他校の部員にアドバイスする長瀬選手)




■長瀬選手のコメント
今、副主将として考えていることは、「2年生と1年生の壁」をなくすこと。
部員全員が仲の良いチームにしたいです。
練習、試合では常に声を出すよう心掛けたい。
個人的にはタックルされても簡単に倒れない体を作りたいです。
花園支部予選の北斗戦ではゲインしつつも、ノットリリースなどをしてしまった。
課題の一つです。
今までは練習中でもアツくなりすぎるところがありました。
今後は「冷静さ」を失わないよう努力したい。
新人戦は優勝したいです。
3年生の涙を無駄にしないためにも…。


~名言集~
「パスのうまい選手はいっぱいいる。
でもそれだけじゃSHの役割を果たしているとは言えない。相手も怖くないでしょうし。
例えば、PKをもらって、すぐに仕掛ける場合と、仕掛けない場合とか、的確に判断する読み。
そういうことができるSHが必要だと思います」
田中澄憲[サントリー/SH]

新チーム

2008-08-24 17:36:09 | Weblog
上を目指せ。
2年生、1年生の新チームが本格的な練習を始めました。
3年生の涙を忘れず、さらに上を目指してください。期待してます。
主将は大和田選手、副主将は長瀬選手です。
2人して新チームを引っ張っていってください。
(写真右=大和田主将、写真左=長瀬副主将)



■基本、基本、そして基本
24日は美高グラウンドで練習でした。
午前中はパスを中心にした基本練習。何度も何度も繰り返していました。
3年生が抜け、部員数は減りましたが、いい声が出ていました。
長瀬選手がいいです。自分に言い聞かせるように、
佐々木監督の求めていることを口に出し、浸透させていました。
新チームはいい雰囲気です。

■1年生の成長
FWで1年生の阿部選手のスローイングがかなり上達してました。
覚え始めてまだ数ヵ月ですが、かなりスピードのある球を放ってました。
また、阿部選手スローイングのボールを受け取っていた、
松井選手のキャッチングにも目を見張るものがありました。
ラグビー初心者ですが、うまい。
ハンドリングが素晴らしく、阿部選手の放るボールをそつなくキャッチしてました。

■大和田主将のコメント
新チームメンバーは体が小さいので、「展開」によって勝機を見出したい。
1年生は頼もしい存在になってきました。
個人的にはプレーのスピードをもっと上げたい。
佐々木監督から教わったスピードトレーニングを毎日、家に帰ってからやってます。
新人戦は優勝をめざします。
3年生が抜け、部員は16人と少ないので、けがには十分注意したいです。
(次回のブログで長瀬副主将のコメントを紹介します)

~名言集~
「足の速さをいかして、小さい体だからこそできるプレーをやってきた。
大事なのは自分の仕事をきっちりとやること」
大畑大介「神戸製鋼/WTB」



緑陵戦

2008-08-22 21:46:14 | Weblog
逆転して3位。
緑陵戦は後半に逆転して勝利しました。
結果的に北見支部大会3位という成績でした。


■スコア
   美高   緑陵
前半 5  ― 21
後半 22 ― 0

合計 27 ― 21


■前半
ヒヤヒヤさせられました。
5点リードするものの、3本のトライを決められ逆転を許します。
緑陵は1トライ挙げると、かぜん気合いが入り、連続してトライを決めました。
「流れ」のない時は辛く、美高は小さなミスを重ねてしまいます。
ディフェンスもいま一つで、ブレイクダウン後にあっさり抜かれてしまう場面が数回ありました。
「ひょっとすると…」と、一瞬ですが負けを覚悟しました。

■後半
開始10分ごろだと思いますが、敵陣のゴールライン手前5㍍付近で、緑陵がペナルティ。
9番山本選手からボールを受け取った、15番高橋(晃)選手が飛び込んでトライ。反撃の口火を切ります。
8番大和田選手らがトライを重ねて逆転に成功し、6点差をつけたところでホイッスル。
3、4位決定戦を制することができました。

■練習通りに
後半残り10分あたりから、美高はテンポよくボールを回してました。
美高らしい攻撃でした。集散の早いFWに連動するかのように、BKの展開力もよかった。
パスも練習通りにつながり、見ていて気持ちよかった。
「やればできるんだ」と、観戦しながら思わず口に出してしまいました。

■応援、お疲れさま
連日、北見まで応援に足を運んだ保護者やOBの皆様、お疲れ様でした。
大きな声援は、部員たちを励ましたはず。
美高の挑戦はまだまだ続きます。
佐々木監督と2年生、1年生はきっと、花園出場の夢をかなえてくれるはず。
保護者らが今、できることは「信じること」です。
佐々木監督、部員を信じて、応援し続けましょう。

~管理人から~
ある人から、「名言集やめたの」と聞かれました。
やめてません。近々、再開するので楽しみにしていて下さい。
写真の掲載も心がけるつもりです。




北斗戦

2008-08-20 21:37:28 | Weblog
悔しさ、受け継げ。
北斗には残念ながら負けました。
ゲーム終了後、3年生はグランドで泣き崩れていました。
3年生の悔しさは、2年生と1年生が受け継ぐことでしょう。


■スコア
   美幌   北斗
前半 10 ― 38
後半  0 ― 33


■一時は5点差
美高は前半キックオフのキックを逆サイドに蹴り、北斗のノックオンを誘って先制のトライ。
勝る気迫で、互角に勝負していました。長瀬選手のトライで一時は5点差に詰め寄るも、
自分達のペースをつかみ始めた北斗にトライを重ねられます。
結果的に、10―71で敗れ、全道への切符を手にすることはできませんでした。

■成果あり
点差はつきましたが、パワーリーグの時と比べ確実に進化していました。
北斗との差は、局面においてのプレーの精度の高さ、意識だと思います。
「さすが、北斗」という感じです。
ただ、試合後に北斗の保護者が言っていました。「美高の球出しがものすごくよかった。驚きました」、と。
パワーリーグ後の成長は、美高の可能性の高さを感じさせてくれました。
3年生の頑張りは、2年生、1年生に大きな自信を与えてくれたはずです。
3年生諸君、ありがとう。

■美高だけしか味わえない
3年生の涙を見て、考えました。
「この悔しさは美高だけしか体験できない。貴重だ」、と。
常勝チームは知ることのできない悔しさは、大きな武器になるのではないでしょうか。
大切なことは、3年生の涙を「この時」だけにしないこと。
管理人は技術論を語ることはできません。
ですから、2年生と1年生に伝えたいことは、「3年生の悔しさを継承しろ」です。
悔しさを継承し続ければ、美高は必ず強くなる。
「追われる側」より、「追う側」のパワーのほうが、はるかに大きい。
3年生の涙を絶対に忘れず、近いうちに「追いつき」「追い越して」下さい。

■3位決定戦
今日は、遠軽―緑陵戦も行われました。結果は遠軽の勝利。北斗と1位の座を争うことになりました。
美高は22日、緑陵と3、4位決定戦に臨みます。
必ず勝利してくれることでしょう。


湧別・常呂戦

2008-08-19 21:15:29 | Weblog
Calm down

湧別・常呂戦は43―10で勝利しました。
明日は北斗戦(11時半)です。勢いを止めず、ぶつかってください。
あなた達は強い。自信を持って、恐れることなく挑んでください。
私たちは信じてる。

■スコア
   美幌  湧別・常呂
前半 26 ― 5

後半 17 ― 5

■後半
管理人は後半途中から観戦させてもらました。
簡単に選手の動きを振り返ると…。
FW陣はパワーで圧倒。スクラム、モールはいい感じで押しまくってました。
NO8の大和田選手がよかった。アタックでも、ほとんど彼を軸に仕掛けていたように思います。
バックス陣も、展開して長瀬選手が走り込んでトライするなどマズマズでした。
FBの高橋(晃)選手も頼りになる存在です。
キャッチよし、キックよし、ランもよし。明日も注目したい選手です。

■Calm down(落ち着いて)
いい試合でしたが、ペナルティが多かった。
密集での「倒れこみ」が大半だったように思います。
試合中、佐々木監督が「何がダメなのかレフリーに聞いてみなさい」と指示を出していました。
その通りだと思います。
どんな時も「落ち着いて」。あなた達はわかっているはず。
北斗戦は「落ち着いて」プレーし、勝利してください。

明日、湧別戦

2008-08-18 20:27:15 | Weblog
熱く、冷静に。

明日はいよいよ、花園予選の初戦です。
3年生にとっては「最後の挑戦」となります。
3年生は十分にわかっているはず。自分達は明日から、何をしなければならないかを。
悔いのないようゲームに臨んでください。
あなた達は強い。
佐々木監督、仲間、自分を信じて、ファイトしてください。
私たちは信じてる。

■午前11時半、キックオフ
初戦の相手は湧別高です。
佐々木監督はどのようなゲームプランを立てているのでしょうか?
部員はプランをきちっと理解し、ゲームに臨んでください。
練習通りにやれば、必ず勝てるはず。
ただし、油断しないこと。相手は同じ高校生。油断は禁物です。
管理人が湧別戦に求めることは、「熱く、冷静に」です。
北斗戦を見据え、湧別にはがっちりファイトしつつも、自分達の戦力や課題を分析してほしいです。
最も怖れているのは、主力選手のけが。「熱く、冷静」な試合運びで、けが人が出ないことを祈ります。

■部員にパワーを
会場は北見市の東陵公園です。
保護者をはじめ美高OBの方々の応援は、部員にとって大きなパワーとなります。
平日のため仕事などで忙しい方が大半だと思いますが、
都合のつく方はぜひ、グラウンドまで足を運び、エールを送ってください。
なんて、偉そうに呼びかけている管理人も明日は微妙な状況ですが、なるべく北見へ行くつもりです。






花園予選

2008-08-11 22:18:33 | Weblog
初戦は湧別。

高体連北見支部予選の組み合わせが決まりました。
19日に北見東陵公園グラウンドで開幕します。
美高の日程は次の通りです。都合のつく方は応援をお願いします。

■1日目
美高の初戦の相手は、湧別高です。
午前11時半、キックオフです。

■2日目
湧別高に勝てば、北見北斗高と対戦します。
3年生にとっては最後の花園予選となります。
悔いの残らぬよう、3年間の集大成をぶつけて下さい。

■ついでに
高体連新人北見支部予選会について。
美高は9月30日、遠軽高と対戦します。
新戦力が試される場です。ファイトしてください。

1年生大会②

2008-08-08 21:14:44 | Weblog
上を向いて。

1年生大会、2日目。決勝トーナメントが行われました。
美高は初戦で敗退し、順位決定戦へ。結果は3位でした。



■「函館連合」戦=0―10
この試合に勝てば決勝でしたが、残念ながら負けてしまいました。
観戦していた保護者によると、「函館連合の気合いがすごかった。
また、メンバーの仲がとてもよかったことが印象的です」

■「中標津戦」=7―5
7点リードしての、後半残り2分。モールで押し込まれ、トライを奪われました。
ゴールは失敗したため、2点差で逃げきりました。
中標津1年生の評価は高いです。
佐々木監督は「きちっと仕上げている、という感じのチームでした」と分析していました。
今後、美高の最大のライバルの一チームとなるであろう、
中標津に勝ったことは意義があります。

■「北見B」が「山の手」を負かす
予選リーグで美高が負けた、「札幌山の手」に「北見B」が勝利しました。
「北見B」は北斗、緑陵との混合チームです。
同じオホーツクのチームが、雪辱を果たしてくれました。
北斗、緑陵1年生のレベルが上がっているという証拠です。
オホーツクのラグビーレベルがさらに向上することを願います。

■これから
優勝を狙っていた美高1年生達は、「3位」という結果をどう受け止めているでしょうか?
あなた達はこれから。「3位」という結果から、何を学び、何を考え、次に生かすのか―。
今後の成長に期待しています。
「美高魂」を忘れず、真剣にラグビーと向き合っていれば、必ず勝てる。
花園予選はもうすぐ。気持ちを切り替え、3年生、2年生と一緒に戦い抜きましょう。
あなた達は強い。私たちは信じてる。

1年生大会①

2008-08-07 21:25:56 | Weblog
決勝T進出。

全道1年生大会が6日、北見市で開幕しました。
美高(北見C)=湧別、野幌合同=は予選リーグで「札幌山の手」、「羽幌・旭竜谷」、「札幌C」と対戦しました。
2勝1敗で2位となり、決勝トーナメント進出を決めました。


■「山の手」戦=12―19
前半は2本のトライを奪われました。
美高は動きが硬かった。密集でペナルティを連発したことを主因にトライを与えてしまいました。
後半、美高は2本のトライを決め、同点に追いつきます。
試合時間、残り2分。自陣22㍍ライン付近での密集でターンオーバーするものの、パスキャッチミスからのボールを奪われ逆転のトライを決められました。
「山の手」という名に、少々ノマレた感がある試合でした。

■「羽幌・竜谷」戦=6―0(トライ数)
終始、美高ペースの試合でした。
個人技でのトライが多かったですが、FWから供給されたボールをバックス陣が展開してトライを奪うシーンもありました。

■「札幌C」戦=14―10
両チームともに2トライずつ決め、ゴールの差で勝利しました。


■佐々木監督の一言
「懸念していたスクラム、ラインアウトがよかったです。
山の手戦は惜しかった。密集でのペナルティが痛かったです」

■決勝トーナメント(8日)
美高の初戦の相手は「函館連合」です(9時35分キックオフ)。
決勝は「札幌A」と「函館工業」の勝者と、「美高」と「函館連合」の勝者が対戦します(午後零時半キックオフ)。



合宿3日目

2008-08-05 21:08:31 | Weblog
常に前進。

美幌合宿3日目(8月5日)。猛暑の中、参加校の部員達は日々、楕円を追ってます。
この日、美高は練習試合で芦別高などと対戦しました。
練習後は美高グラウンドで交流会(焼き肉)が開かれました。




マネジャーなどの情報を頼りに、この日の練習の一部を紹介します。
午前中、美高は芦別との練習試合を2回こなしました。
結果はいずれも負け。2、3トライほど決められ、美高はノートライだったそうです。
勝ち、負けは大事ですが、練習試合を通じて「課題」を発見することが一番の目的です。
自分達には何が足りないのかを、自分達で考え、見つけることが重要でしょう。

1年生の交流戦も行われました。
美高は小樽潮陵と合同チームで臨みました。相手は、申し訳ありません、どこかはっきりしません。
結果は、15分1本で4―0で勝ちました。
4つのトライを奪いましたが、組織力で1本くらいはトライを決めてほしかった。
ただ、FW陣、BK陣ともにかなりレベルは上がっています。
今後の成長に期待してます。

交流会の準備は、父母会が担当しました。10人以上の保護者が集まってくれました。
会場設営や炭の火起こしなど、暑い中で作業を進めていました。
作業の途中、芦別高の部員が姿を現わしました。
監督さんは「何かお手伝いすることがあればと思い、早めに部員を連れてきました」と言ってくれました。ありがいたい心遣いです。
交流会準備のほか、お母さん方は連日、昼食づくりに頑張っています。
こうした陰で支える人たちのおかげで、合宿は成り立っているのですね。
美高ラグビーが合宿遠征したときも、今回と同様に先方の保護者らが面倒みてくれています。
「Give and take」の精神で、それぞれの部員を応援していきましょう。

■ミニ情報
国体選抜に選ばれた、NO8の大和田選手(2年)が、長野県菅平で行われる早稲田大ラグビー部のサマーキャンプに参加しているようです。
本人は「きっといい勉強になるはずです」と話していました。
サマーキャンプの詳細については、後日のブログで紹介する予定です。
彼の成長ぶりをしっかりお伝えしようと、管理人は張り切っております。

~名言集~
SOというポジションについて。
「自分以外の選手の能力を最大限尊敬しつつ、ゲームプランに従って各選手に動いてもらう。
SOの魅了はそこだと思います」
地元指導者のK・Nさん