8月11日の請願審査を前に、審査をする第一委員会の委員長に申し入れをしました。通常だと、第一委員会の部屋には傍聴席が10席しかありません。これでは、署名した13万人の市民の関心にこたえることは不可能です。
そこで、この市民の関心にこたえられるよう、傍聴席を設けたりするなど措置を講じてほしいと要請しました。要請には約15人が参加しました。
2006年7月31日
福岡市議会第一委員会
委員長 浜田 一雄殿
要請書
貴職の平素のご活躍に心から敬意を表します。
「福岡オリンピック招致に反対する会」は5月25日、請願署名11万4,071筆を福岡市議会に提出しました。この署名には、市民一人あたり200万円もの借金をかかえ、招致すればさらに借金が増えることが予想されることから、本市はオリンピックを招致すべきではない、オリンピックをやるくらいなら地方自治体として教育、医療・福祉など市民の暮らしに直結する施策を実行してほしいという切実な思いがこめられています。この署名はその後も増え続け、現在13万3000筆を超えています。したがって、請願の審議は、自ら署名をした市民のみなさんのみならず、多くの市民が注目するところとなっています。
今後の福岡市政においても、市民の生活にとっても多大な影響を及ぼすオリンピック招致については、市民にその是非を問うべきです。しかし、突然招致することを表明した山崎市長は、議会で招致することを決めたことをいいことに、市民の意見に耳を貸すことなく、準備をすすめてきました。しかし、これがいかに市民の意思とかけはなれているかは、多くの世論調査で招致に反対する意見が6、7割に達していることに端的に表れています。
委員会審議では、以上の市民の意思が尊重されるよう十分審議をおこなうとともに、この問題にたいする市民の関心にこたえるべく審議が公開されることが求められています。
つきましては、委員会審議にあたって以下の点について要望いたします。
記
1.委員会審議にあたっては、現傍聴枠では対応できないおそれがある。そのため、傍聴席をふやし、傍聴を希望する者が傍聴できるよう措置を講ずるなど、市民の関心に十分応えること。
以上