福岡オリンピック招致に反対する会

福岡市のオリンピック招致に反対する市民団体

オリンピック招致を止めた!報告集会

2006年09月15日 | Weblog
 福岡オリンピック招致に反対する会は、8月30日の「福岡落選」の結果を受け、報告集会を開きました。全7行政区の会から70人参加、市民の力で招致をやめさせ、市政を動かした感動を共有する場となりました。

 西区の会の方が制作した反対する会の活動をまとめたビデオを上映。古賀渉事務局長が運動の経過を報告しました。古賀氏は、市民にとって「寝耳に水」の山崎広太郎市長の招致立候補宣言にたいし、「反対する会」を3月に結成。市民の反響は空前のもので「行列のできる」署名は半年足らずの短期間に13万6千人を超え、福岡市における市民運動の画期をなしたと強調。どの世論調査でも招致反対が6、7割をしめ、大型開発に反対し、税金の使い道をただし、市民生活を充実させてほしいという市民の強い意思があったと話しました。

 日本共産党の宮本秀国福岡市議団長は、「市民一人あたり200万円という福岡市の借金財政の実態が多くの市民に浸透、反対する会の運動に共感が広がりました。専任職員の人件費を含めて4億6000万円も招致費用に無駄づかいした市長は辞任すべき」と話しました。

 その後行政区の会の方が次々発言。「どこで何人から署名が集まったかと記録しているうちにやめられなくなり、駅頭の街頭署名に35回参加、楽しくさせてもらいました」(南区の女性)。

 安東毅代表委員は、「13万人の署名と傍聴に押しかけた市民の力が市議会オール与党体制をはじめて崩しました。オリンピック招致反対の本格的な市民運動は世界でも初めてです。先見性のある運動に確信を持ち、市長選挙、いっせい地方選挙で市政を市民の手に取り戻しましょう」と話しました。

福岡市落選 市民世論の勝利

2006年09月01日 | Weblog
8月30日、国内候補地で福岡が落選したことをうけ開かれた「反対する会」のつどい
 
 2016年オリンピック国内候補地を決める選定委員会が8月30日に開かれ、福岡市は落選。福岡が選ばれなかったのは、招致に反対してきた福岡市民の世論と運動の勝利です。

市議会史上最高の反対署名が動かす
 市民の意思をまったく無視する形で市長が計画をすすめ、市議会でも自民・公明・みらい福岡・民主などが招致決議をあげました。
 私たち「福岡オリンピック招致に反対する会」が呼びかけ、13万6000もの人々が反対請願の署名をしました。これは市議会史上例のないことでした。どの世論調査でも6~7割の市民が反対を表明。
 こうしたなか、市議会で署名の審議がおこなわれ、これまで招致賛成だった会派が態度をかえ、署名は不採択にならず、継続審議となりました。
 今回の結果はこのような市民の世論と運動がきりひらいた画期的なものです。

引き続きムダづかいチェック「市民が主人公」の市政へ転換を
 私たちは引き続き、ムダづかいなど市政への監視をつよめるとともに、市民の思いがとどく市政、「市民が主人公」の市政への転換をめざします。ごいっしょに力をあわせましょう。【反対する会NEWS VOL.9より】