「遺骨収集」のお話。 「日本人の遺骨を捜す中国人」という読売新聞(2011.5.11付け)の“見出し”が目に止まった。戦後の混乱期、日本への引き揚げを果たせずにハルビン市郊外にある「天理村」の農村で亡くなった日本人入植者の遺骨の収集にご尽力されている中国人を紹介した記事。
当時、日本人400人~500人が重い「伝染病」や「飢え」で次々に死亡したという。その遺骨が大規模都市開発のために、破壊されることのないよう「日本人墓地」に安置する運動を続けておられる方が、中国人で「ハルビン市日本残留孤児養父母連絡会」事務局長の石金楷さんと、地元「天理村」在住の周伝明さんのお二人。
先日、私はそのうちのお一人で、現在、91歳の周伝明さん宅を訪問。「天理村」の周さんのご自宅でお会いすることができた。とても91歳とは思えない元気溌剌とした方。そのうえ、毎日、大好きな「タバコ」を吸っておられる。私も周さんからその「タバコ」を勧められた。日本人の遺骨を収集し、墓地に安置するという、なかなか日本人でも出来ないことにご尽力されておられる。長年にわたり続けてこられた周さんのこの行動に頭が下がった。
「遺骨収集」天理村 周さんの自宅で記念写真
「遺骨収集」天理村 周さんの自宅 現在、「塀」の工事中
「遺骨収集」 ハルビン市天理村
「遺骨収集」ハルビン市天理村 この小路の奥に日本人が埋葬されたという。
「遺骨収集」ハルビン市天理村
「遺骨収集」ハルビン市天理村 この小路の奥に日本人が埋葬されたという。
「遺骨収集」 ハルビン市天理村にある「青少年教育基地」
「遺骨収集」 ハルビン市天理村にある「青少年教育基地」 当日は閉館中であった。
読売新聞の記事(2011.5.1付け)
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