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元 黒龍江大学日本語教師   

元黒龍江大学日本語教師としての思い出などを写真を交え、日記風に綴っていくもの。(No.812からは、故郷新潟から発信中)

No.757  「黒龍江省・黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」(その3)のお話。

2012年06月02日 | 日記

「黒龍江省・黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」(その3)のお話。    この日、2か所目の見学場所は中国黒龍江省の黒河市とロシアの布拉戈維申斯克市(ブラグァウェイシェンスカ市)との国境を流れる大河、「黒龍江」の遊覧船の旅。冬期間、氷点下30度を超える日もあるという「黒河市」。ガンガンに凍結した黒龍江も、今はその氷が完全になくなっていた。幸運にも、この日が≪遊覧船≫運行の初日であった。黒龍江は川の水量も少なく、浅瀬が広がっていた。

聞けば、川の中心線が、中国とロシアの≪国境線≫という。遊覧船は≪国境線≫つまり、川の中心部を航行すると、最初、私は思っていた。しかし、遊覧船は一番ロシア側に近い所で、対岸約50mのところまで、接近して航行していた。ここでの遊覧船の位置は、完全にロシア領に入っていると思われた。途中、ロシア国旗をつけた何艘かの船とすれ違う。これを見ていると中国とロシアの国境付近にいるという実感と、緊張感も味わうことができる。

近くに見えるロシア側では、護岸工事が盛んに行われていた。建築中の鉄筋コンクリートの建物も見られたが、低い建物は約100年も前に建設されたものが多いという。ガイドさんの説明によると、遊覧船から見えるトラックの運転手や工事中の高層ビルの現場作業員の中には、中国側の「黒河市」から通行料を払い、この川を越えて出稼ぎに行っている中国人労働者も多いとのこと。

また、付さんのお話によると、ロシア政府の要請により、「野菜作り」の農業技術者も「黒河市」からロシアに行き、働いている人も多いという。ここ「黒河市」では、多くのロシア人の姿やロシア製品を販売している店も見られるなど、中国とロシアとの経済交流、人的交流が盛んに行われていた。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」       ここから遊覧船が出航する。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」         中国側、黒河江・河畔の3.100mもある、長い直線の遊歩道。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」       遊覧船の脇で「魚釣り」を楽しむ人々。  川の水は、きれいだ。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」      今年初めて運行された遊覧船。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」        対岸のロシア領  。護岸工事が盛んに行われていた。


「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」      ロシアの国旗をつけた遊覧船とすれ違う。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」        双眼鏡でロシア領を見る観光客。  10元(約125円)で貸し出している。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」        最初は川の≪中心線≫付近を航行していた遊覧船。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」       高層住宅も見られるロシア領。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」       貨物船はロシアの国旗をつけて航行中。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」       ロシア領にかなり接近してきた遊覧船。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」           コンテナを荷揚げするクレーンが活躍していた。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」       すぐ近くに見えるロシア側のクレーン。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」         近代的な建物も見えるロシア領。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」        ロシア領をバックに、記念写真におさまる筆者。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」         中国側、黒河市内の遊園地の観覧車。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」         ロシア側の船着き場。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」       ロシア側のクレーン。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」       中国「黒河市」側の河畔で日光浴を楽しむ人々。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」         中国「黒河市」側の河畔で日光浴を楽しむ人々。

「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」        中国側の中州から撮った写真。右側がロシア領。左側が中国領。


「黒河の旅 = 黒龍江遊覧船」  中国側の中州から撮った写真。 後ろはロシア領。 付さん(右)と筆者(左)。

 

黒河市内で、賑わいを見せている市場。

黒河市内で、賑わいを見せている市場。

ロシア製品を売っている専門店街に売られていた「熊の肉」の缶詰。

ロシア製品を売っている専門店街で売られていた「ヘラ鹿」の肉の缶詰。



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