野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

安納芋 収穫後は大忙し

2020-10-30 00:00:00 | 絵日記
雨が上がり
晴れの日が続くと
畑で収穫を待っている作物を
手際よくさばいて・・・

気持ちはあっても
若い時のように
体がテキパキと動かない
水分補給と
腰を伸ばす時間を取りながら
ぼちぼち進める

少しずつでもやれば
いつかは終わる
やらなきゃ進まない
終わらない
私の持論

収穫したサツマイモは
水洗いして土を落とし干す
最低2週間位干すと
甘みが増す

初めてサツマイモを作った時のこと
掘って直ぐに食べると
全然甘みがなく
やっぱり寒い所では
サツマイモは無理かと話していると

通りかかった近所の友人に

そりゃぁダメだ
サツマイモは
半月くらい干さねぇと
うまくねぇだよ
食っちょし(甲州弁で食べちゃダメ)

と笑われました


ヤーコンも
水洗いして土を落とす

刈り取った米は脱穀
足踏みの脱穀機から
エンジン付きの機械を導入
今まで3日がかりの作業が
わずか1時間
アッという間に終わって
さすが機械は早いと感動!

収穫祭のために
シカ肉を佃煮にしたり
花豆を煮たり
長ネギ・白菜の収穫

収穫の終わった畑の片づけが済むと

次は
ニンニク・玉ねぎの植え付けと続き

秋は収穫もさることながら

冬に備えての準備の始まりでもあり

一段落するのは
まだまだ先の話です





山からの贈り物 ホテイシメジ

2020-10-25 00:00:00 | 絵日記
雨が上がったので
久しぶりに山へ散策(キノコ採り)

今年は日本列島へ台風の上陸がなく
茸にとっては最悪な状況
山には秋の気配が全くない

帰りは落ち葉を拾って・・・
気を紛らわす

唐松林を通りかかると
あったあったありました!
ホテイシメジが列を作って

このキノコは
お猪口の形に似ているので
この辺ではチョコダケと
呼ばれています


知り合いに聞いた話

「チョコダケは
 酒と一緒に食べると
 悪酔いするそうだよ
 酒を飲むなら
 辞めた方がいいよ」

「オラぁ
 そんな話は聞いたことねぇ
 大丈夫だ
 ほれ一緒に食べたって
 大丈夫だ」

と言ってお酒と一緒に食べた

しばらくして
急に具合が悪くなり
救急車を呼び大騒ぎ
死亡事故にはならなかったが
大変な騒ぎだったとか

キノコの図鑑にも
食べられるが
酒と一緒に食べると悪酔いする
とあります

皆さんも注意して下さい

我が家では

コンソメスープにしたり

オリーブオイルで
玉ねぎ・イタリアントマト・チョコダケ
トマトソースにして
鶏肉と一緒に煮込んだりします

秋の温ったかいご馳走

もちろん
アルコールは抜きです!!!




第7回『諏訪を描く展』のお知らせ

2020-10-22 00:00:00 | みんなのブログ
先日お世話になっている岩谷画廊で
こんな案内を見つけました

第7回『諏訪を描く展』

元気に開催します!

『諏訪を描く展』は、
SUWAガラスの里美術館が館を開放し
作品を発表出来る場を提供することで、アートに親しむ層の裾野を
広げるとともに、
諏訪地方の豊かな自然・多彩な文化を
自由な表現で創作発表していただく機会を提供し、
アーチストの育成・諏訪地方の魅力発信に貢献する事を目的としています。
応募資格は問いません。
作品は、絵画・工芸・書道
ジャンルは問いませんが、
平面作品10号以内、
額装したものに限ります。


作品を募集します
テーマは『すわ』
どなたでも参加できます
出品料 1,000円

応募点数・先着100点

受付・搬入
令和2年10月22日(木)~11月10日(火)

お問い合わせは
諏訪市末広3-5
TEL 0266-58-0108
アートプラザ 108 岩谷画廊

会場
信州SUWAガラスの里美術館
会期
令和2年11月20日(金)~24日(火)

興味のある方は
上記の岩谷画廊へ
お問い合わせください




イヌサフラン 慌てて失敗

2020-10-20 00:00:00 | 絵日記
イヌサフランの原産は
ヨーロッパ中南部から北アフリカ

全草(花・茎・葉・球根)に
有毒成分アルカロイドが含まれ
球根を食べた犬が
死んでしまったニュースは
ショックでした

部屋に持ち込むときは要注意です

フランスの
ガラス工芸作家
エミール・ガレと
コラボレーションした展覧会で

イヌサフランの花瓶と
並列展示するための
「絵がない」
急遽描くことになりました

ガレの作品を確認するのも忘れ
慌てて仕上げると
花の形が違う

私の絵は
丸くピンクのクロッカスのよう
ガレの花瓶は
ほっそりした流線形

慌てるとロクな事はない

急ぐことと
慌てることの違いを
思い知った出来事

今回は
苦い思いを何とか・・・

何年もモヤモヤしていたものが
吹っ切れました

慌てる乞食は貰いが少ない
昔の人は
よく言ったものです

これからもめげずに
精進します









我が家の梨二種 二十世紀のこと

2020-10-15 00:00:00 | 絵日記
二十世紀(梨)は
1888年 千葉県松戸市で
当時13歳の松戸覚之助が
親類宅のゴミ捨て場で見つけた苗を
『新太白』と名付け育てた

1889年 渡瀬寅次郎により
新世紀(20世紀)に
代表する品種になることを期待して
『二十世紀』と命名

1904年から鳥取県で栽培が始まり
今では鳥取県の特産品


私は二十世紀が大好きです

果肉は透明感がありシャリシャリ
瑞々しく甘酸っぱい

それまで
梨と言えば赤梨の長十郎
甘ったるくてシナシナで
梨は好きではありませんでした

初めて食べたのは
中学生の頃だったと思います
それからは
梨といえば
二十世紀と決まっていました

梨に限らず果物は
ただ甘いだけより
甘酸っぱいものが好きです

サクランボも
外国のダークチェリーより
日本の佐藤錦の甘酸っぱいのがいい

一番驚いたのは
沖縄の島バナナ
フルーティーで美味しい

甘酸っぱいバナナ
と聞いてもピンとこないと思いますが
とっても美味しいんです

これは食べてみないとわからない

スペインで食べたのは
皮が緑色で果肉が柔らかく甘い洋梨
ラ・フランス?
この時は無性に
日本の梨
二十世紀が食べたいと思いました

映画『ゴースト』には
日本の梨が登場
紙袋に入っていた梨
あれは確かに二十世紀
好きなので分かるんです


我が家の二十世紀は
見てくれや粒は小さいけど
美味しい

今年は天候不順だったけど
それなりに収穫できました
冬は周りを整備して
来年に備えます