野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

ミニトマト赤と黄 間引きと芽かき

2021-08-30 00:00:00 | 絵日記
先日
知り合いの所へ遊びに行くと
ミニトマトの苗が
見るも無惨に凄い事になっていた

苗を植えたものの
芽かきがわからず
ボサボサに手に負えなくなったと言う


野菜作りを始めたときは
ウチのトマトもこうだった


芽かきと間引きは
覚えないと
美味しい野菜はできない

特に
間引きは難しい

素人には勿体なくて
折角出てきたものを廃棄するなんて
とてもできない

それに
間引かれるものを
自分に置き換えると
気持ちが入り込みすぎて
どうしてもできない


ある時
考え方の違いに気がついた

他と比べてダメだから抜く
のではなく
残した物を大きく伸ばす
考える

大きく育ってね

気持ちを切り替えた

育つのは
植物も人間も同じだ


今の時代はユーチューブという
便利なものがある
自分の知りたい事を
直ぐに動画で見られる
これを利用しない手はない
過信してもダメ

最後は
自分の手で実際にやって確認する

答えはいつもココにある




ミニカトレア 気を変える

2021-08-25 00:00:00 | 絵日記
『アーティチョーク』
取り組み始めて
2カ月が過ぎた

納得できるまでにはほど遠い

先が見えなくなり
集中力がなくなってきた


夏休みをとった


ルイ・アームストロングの
『この素晴らしい世界』
を聞きながら
陸奥を走る
自然体の歌と演奏
こういう絵が描けたらいいのに


感動がない
のではなく
感動する心持ちを
自分の中に持っていない
だから
感動がないのだ

若山牧水の言葉がよみがえる


言い訳をいっているようでは・・・

まだまだ自分に甘いな


愚痴っている場合じゃない
やればいつかは終わる
いつもの呪文を唱えて
仕切り直そう








我が家のジャガイモ  農学者の策略

2021-08-20 00:00:00 | 絵日記
ジャガイモは
南アメリカアンデス山脈原産

大航海時代に
ヨーロッパへ渡った

今では世界中で栽培し
食べられているジャガイモだが
最初から
食用としては受け入れられなかった


フランスの場合

フランスの農学者である
アントワーヌ=オーギュスタン・パルマンティエ(Antoine-Augustin Parmentier)は

王様の畑にジャガイモを植えた

そして
ジャガイモ畑に
わざわざ
昼間だけ
衛兵をつけて厳重に警備

夜は
わざと
誰も見張りをつけなかった

王様が厳重に守らせるからには
さぞ美味なのだろうと
考えた庶民は

夜中に
ジャガイモを盗みに入った

パルマンティエの策略通り
ジャガイモは
庶民の間にたちまち広まった

このことから
フランスのジャガイモ料理には
「パルマンティエ」の名前がついた
特に
牛挽肉とマッシュポテトで作るキャセロール
「アッシ・パルマンティエ」
(Hachis Parmentier)
が有名だ

私もこの料理は大好き

先週
他の方のブログにも
似たレシピが載っていた
「ジャガイモと豚ひき肉の重ね焼き」

この人気メニューは
フランスの家庭料理だそうだ



沖縄の島バナナ  バナナは草!

2021-08-15 00:00:00 | 絵日記
南大東島から届いたフルーツ第2弾
島バナナ

2015年3月
引っ越しが終わった頃

「バナナを植えるといいよ
 1年後にはなるから」
と友人から言われた

バナナは木ではなく
だから1年で実を成らす

自分で育てたバナナを
描いたら面白いなと
もらった苗を
玄関先の畑に植えた

苗は50センチ程
本当に来年出来るのかな?

そういえば
南大東島では
台風の被害を防ぐために
家の周りに石垣を造る
その石垣に
ドラゴンフルーツを絡ませたり
風当たりの少ない所に
バナナを植えているのをよく見かけた

本土の人が
庭に柿や梅の木を植えるのと
同じ感覚なのだ


亜熱帯では植物も早く育つ
1年後の3月には
友人の言ったとおり
5~6段に実ったバナナができた

島バナナは
サイズは小ぶりだが
甘酸っぱくて美味しい
一度食べたら忘れられない


描いた『島バナナ』の絵は
タテ180センチ
横  90センチ
かんてんぱぱミュージアム
野村陽子植物細密画館で
時々展示される



ドラゴンフルーツ 島の暮らし

2021-08-10 00:00:00 | 絵日記
南大東島の知り合いから
フルーツが届いた

2015年から4年間
南大東島で暮らしたことがある


南大東島の名前は聞いたことあるけど
どこにあるかわからない
とよく耳にする
テレビの台風情報で
必ず登場するからだ

沖縄本島から東へ360キロ
九州の宮崎県を南下したあたり
島一周が21.3キロの小さな島
明治33年までは無人島だったが
現在は人口は1300人程(2015年現在)

島に住んでいる話をすると
「食料品はどうするの?」
と真っ先にこの質問を受ける

食料品は5日毎に入港する定期船で
沖縄本島から運ばれるので
大抵のものは手に入る

しかし

台風など海の状況が変わると
10日や半月くらい船が入らない

こんな時には
4軒ある店の棚は見事に空っぽ
「お店に行っても何もないねー」
と畑で採れた野菜を持って来てくれる
また
「棚卸しができて丁度いいサー」
などと言って
「ない!ない!」
と大騒ぎすることもなく
あるものを上手に使って
知恵のある暮らしをしている


8月の旧盆が過ぎると台風シーズンだ

送ってくれた
ドラゴンフルーツ
パイナップル
バナナを
食べながら
これから大変だ
急に台風情報が気になってきた