野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

紅はるか  さつま芋の長期保存

2021-10-30 00:00:00 | 絵日記
10月中旬
薩摩芋掘り
今年は『紅はるか』

名前の由来は
既存の品種より
見た目がよく
甘味が強い
それに収穫量が
はるかに良いから
『紅はるか』と命名された

2010年(平成22年)に
品種登録された
新しいさつま芋

我が家でもこの評判通りの出来
収穫量も昨年の倍

そこで
気になるのは
長期保存のやり方だ

ユーチューブ動画で検索すると

1.掘り上げたら畑で土を乾かす

2.泥付きのまま2〜3日天日干し
  霜に注意する

3.一個づつ新聞紙に包む

4.ダンボール箱に入れて室内で保存
 きっちりフタはしない
  室温があまり変わらない場所 

とある


昨年までは
掘り上げた芋を水洗いしていた
さつま芋は水分に弱く
洗うと水気のあるところから痛む
特に
掘り上げた直後は
皮も薄く傷つきやすい


根本的に間違っていた
あやうく洗って
ダメにしてしまう所だった

気がついてよかった~

これで来春まで
焼き芋を楽しめそうだ




マムシグサの実 ヘビ嫌い

2021-10-25 00:00:00 | 絵日記
「やだー!どうしてここにあるの!

声の方を見ると
展示会場の入口付近

声の主の目線の先には

『マムシグサ』の絵

茎の模様が気持ち悪いから嫌い

7〜8メートル先にある
『マムシグサ』の絵を遠巻きに
反対側の壁の方へ
足早に行ってしまった


そう言えば
知人に蛇が大嫌いと言う人がいる

図鑑にある絵も写真も
見るのがイヤだからと
そのページは破いて捨てたと


絵なんだから
そんなに嫌わなくてもと
思ったが
嫌なものはイヤなのだ

まあ
に臨場感を感じてくれた
といいように解釈させていただいた

私はヘビ年のせいか
たいして気にならない
そんな扱いをされると
ヘビが気の毒になる


アトリエの窓から
マムシグサの実が
自分の好みの色になるまで
待つ

雨が降ると
粒が落ちてしまわないか
ヒヤヒヤしながら
待つ

宝石を散りばめたような
カラフルなマムシグサの実を
見つけた瞬間
部屋に持ち込んだ


描き終わるころには
すべての粒が
真っ赤に変わっていた




ヤーコンの花 体にいいもの

2021-10-20 00:00:00 | 絵日記
「コレ食べたことあるかい」

手には細長いうす茶色の芋

「何ですか?」

「ヤーコンだよ」

「ヤーコン?
 食べたことないけど
 どうやって食べるの?」

「生でサラダとか味噌漬け
 みそ汁や炒め物でもいい」

「どんな味?」

「ウ~ン・・・
シャキシャキしている
・・・
 とにかく
 体にいいって言われているよ」

答えは
美味しいとか
不味いとかではなく

『体にいいもの』


南米原産
フラクトオリゴ糖
ポリフェノール
カリウムが多く含まれる

芋を食べる他
葉もお茶で飲む

糖尿病やガンの予防
高血圧対策
ダイエット効果もあるらしく
『体にいいもの』

甘くない梨といった味


その人は
胃癌の手術をしてから
健康な体を保つことに
敏感になっている


春先
もらった芋を畑に植えた

10月中旬に咲いた
ヤーコンの花は
濃い黄色の
ヒマワリを小さくしたよう

そろそろ
芋を掘り出してもよさそうだ


まだ美味しい食べ方は
見つかっていない

どなたか
ご存知でしたら
教えて下さい









イタリアントマト 5年日記

2021-10-15 00:00:00 | 絵日記
トマトは
実を付ける方向が決まっている
だから
花が付いている方を手前に
収穫しやすいように植える


植え付ける時は
花芽を何度も確認し
慎重に植えた


支柱に添える時
苗の伸びた方向に合わせてしまい
注意していたのにもかかわらず
実が横や後になり
収穫しにくくなってしまった

注意メモがあったのに
あ~ぁだ


野菜作りを始めた頃
分からないことは
近所の方に教えてもらった
その時
ノートを一冊決めて
メモをするようにと
アドバイスを受けた


農作物は一年に一回がサイクル
前年に解かったことや
失敗したことも
次の年には忘れてしまうことが多い
だから
メモが必要なのだ


今は
『5年日記』を使用している
去年のことが
2年
3年
いや5年前まで
直ぐにさかのぼれて便利だ


一日の農作業のメモは
日付の横に
苗や種の名前と本数
消毒薬の名前
果樹の名前
リッター数
病気や虫の状態など
気が付いたことを書く


メモは
成功したことより
失敗したことの方が
後から役に立つことが多い


天候の条件は
一年と同じではない
知識と
経験の積み重ねが
いい結果を生む


何でも
基本は一緒だな
とつくづく思う



ちなみに
今年のイタリアントマトは
最高にいい出来だった
あちこちにお裾分けして
喜んでもらった





ウラベニホテイシメジ きのこの佃煮

2021-10-10 00:00:00 | 絵日記
台風の雨が上がり
裏山に出かけた

遠目からでもよく目立つ
チャコールグレーの傘
太めの白い茎
裏側のヒダが紅色を帯びている
ウラベニホテイシメジだ

大きいキノコは
一群でカゴいっぱいだ

よく似た
クサウラベニタケ
イッポンシメジ
は猛毒キノコ

見分け方は
傘の表面に
指で押したようなシミがある
初心者には
見分けは難しいので
注意したい


知り合いから教わった
きのこの佃煮
どんな種類でも美味くいく
作り方はいたって簡単

きのこをきれいに洗い
食べやすい大きさに割く  
熱湯に入れ
一度茹でこぼす
これでホコリ臭さが取れる

鍋に油を入れ軽く炒め
味醂
砂糖
醤油
で味付け汁気を飛ばす

大きな傘はしっとり
太めの茎は
シャキシャキの歯ごたえで美味

これだから
秋の山は楽しい


誰だか言っていた
「ケチな親戚より山へ行け」
全くその通り
上手いこというなぁ