野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

ショウガ 臭い消し

2021-09-30 00:00:00 | 絵日記
畑から掘り上げたばかりの
ショウガを頂いた


ヨーロッパでは
乾燥品を使うのが一般的

ショウガが
中世ヨーロッパに
持ち込まれた当時
コショウに匹敵するほど
人気がでた

この時
14世紀のイギリスでは
ショウガ 1ポンド (450g)が
  羊  1匹に
相当する値段にまで跳ね上がった


日本では生で食べるが
生食は日本独特の習慣だ

ショウガに含まれる成分には
青魚の臭いを消すと同時に
細菌の増殖を抑える
抗菌作用や
吐き気抑制
胃潰瘍防止の効果がある

研究により
カツオや
アジ
サバなどの
青魚に寄生する
線虫アニサキスに対して
殺虫成分が含まれていると判明

昔からの習慣で
青魚には
ショウガを食べ合わせているが
これはアニサキスが
胃壁に絡みついた時
痛みを防ぐ効果があ


専門的な研究により解明された
青魚とショウガの組み合わせ
いつ
どこで
誰が考えたのか
どうやって解ったのか
不思議だ

昔からの知恵には
いつも
驚かされるばかりだ


因みに
香り成分は
ショウガの皮のすぐ下にあり
魚の臭い消しには
皮をむかない方が
効果がある





児玉スイカ マスの餌

2021-09-25 00:00:00 | 絵日記
畑の収穫もそろそろ終わり
苗や雑草の片付け
草に隠れて
スイカの取り忘れ
ラグビーボールのように
細長く果肉が黄色の児玉スイカ

今年は肥料や手入れが上手くいき
上々の出来だった

何より驚いたのは肥料だ

スイカには
たんぱく質が必要なので
肥料には魚粉がいいと聞いた
手元にはない

大量に残っているマスの餌
成分にたんぱく質が含まれる
そこで
代用に使った

これが効いたのか
確かに
今年のスイカは
甘くて美味しかった


野菜作りには
基本の知識が必要不可欠

知っているのと
知らないとでは大違い
何でも
知らないとソンだな

スイカにはマスの餌か!








茨城の梨 書き損じ

2021-09-15 00:00:00 | 絵日記
義母がお世話になっている方から
大きくて立派な梨をいただいた
甘くて瑞々しい

役所へ提出する書類に
記入する機会があり
果物が好きで
梨も好物だった
父のことを思い出した


もう亡くなったが
大変
几帳面な人で
提出書類の書き方は
父から教わった


先ず
机の上を片付け
水拭きの後
から拭きする
書類は絶対に汚してはいけない

記入欄には
必ず鉛筆で下書きする
間違いがないか確認したら
ボールペンで清書

清書した文字は一晩乾かし
乾いたのを確認後
消しゴムで
下書きの鉛筆を消す
この時
紙がシワにならないように
破かないように
慎重に焦らず丁寧に


書類を書く時
この儀式をしたら笑われた
ヤッパリ
儀式なしは落ち着かない


何時だったか
大丈夫かなと
儀式なしで始めたら

案の定
余計に緊張して
手がぎこちなく震え
いつもの字が書けない

やっと書き上げて
一安心と思ったら
なんと
何時何処で付いたのか
コーヒーカップの跡がくっきり
濡れた紙は
無残に波打ってシワシワ

幸いにも
提出する書類ではなかったが
私の大切な記録のファイル
今でもシミのついた紙が
引き出しに入っている


今はネットで
ダウンロードして
印刷すれば
自宅に居ながらにして
新しい用紙が手に入る

便利だけど
私には
儀式なしでは
どうにもならないようだ


梨を頬張りながら
父の苦虫をかみつぶしたような顔を
思い出した

勿論
書類は書き終え
片付けた後のことだが









我が家のりんご 保存可能なもの

2021-09-10 00:00:00 | 絵日記
秋は山から降りてくる
当たり前だが
季節になると改めて思う


標高1040メートルの清里高原
今年の秋は早く来た

畑では夏野菜が終わり

小豆やサツマイモの収穫が始まる

我が家のりんご
クラブアップルを収穫

野生リンゴのせいか
果肉にはシャキシャキ感がなく
甘味も少なく酸っぱさが勝ち
生食用にはオススメできない

果樹を植える時に受けた
アドバイスを思い出した

木が大きくなって
収穫できるようになると
一気に採れる
一度には食べきれないから
保存できるものがいいよ
その時は
そんなものかな
と思ったが
現実となると全くその通りだ

クラブアップルは
生食用には出来ないから
近所にお裾分け
というわけにはいかない

甘さ控え目の
煮リンゴやジャムを作り
冷凍保存
次の季節まで
パイや焼菓子で楽しむことにしよう