野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

我が家の桃 黄金桃(オウゴントウ)

2022-08-30 00:00:00 | 絵日記
標高1000メートルの
清里では
桃は9月に入ってからが旬


丹精込めて
作った桃も
もうじき口に入る

黄金桃は
我が家の土地に合っているのか
非常に
美味しい
私好みの味

この樹になる桃は
私の許可なく
他の人には
差し上げないで
と夫に頼んでいる


今年の桃の味見が楽しみだ




シロツメクサ 花の首飾り

2022-08-25 00:00:00 | 絵日記
シロツメクサより
クローバーの呼び方が好き



子供の頃
近くの田んぼに
クローバーが咲くと
冠や首飾りを作った
沢山摘んで
首に何重にもかけて
お姫様の気分

久しぶりに
クローバーで花輪を作った
今の子供達は
こんなことするのかな
というより
親が教えられるのかな

日本へ渡来したのは
江戸時代
ガラス器の詰め物として
この干し草が用いられていた
それで
白詰草の名前がついた


ヨーロッパでも
クローバーを編んで
首飾りや冠を
作るのかなぁ
他愛のない疑問が浮んだ





マクワウリ 遠くで甘い

2022-08-20 00:00:00 | 絵日記
南アジアの原産
日本では
縄文時代の早期の遺跡
奈良県の
唐古・鍵遺跡(からこ・かぎいせき)
から種が発見されている

名前の由来は
岐阜県南部の
真桑村が良品の産地だったから

糖度は低いが
甘いウリ

メロンの一品種
大量生産がしやすく
市場では
普段使いの野菜の扱いで
安価な『庶民のメロン』と言われた

昭和の時代まで
手頃な甘みとして
親しまれてきたが

平成時代以降
ネット系メロンが
生産技術の向上により
安くなり
代替品のマクワウリを
食べる機会が減った

マクワウリは
ほんのり甘い
と言われるが
畑で完熟した実は
ほんのりどころか
しっかり甘い

ヘタ近くが
割れると
完熟のサイン

といっても
見た目がイマイチなので
市場には出回らない

自分で作ってみると
失敗も多いけど
完熟のように
一番おいしいものが食べられる
だから
野菜つくりは
やめられない




カボチャの花 間引きカボチャのグラタン

2022-08-15 00:00:00 | 絵日記
カボチャの花は
雄花と雌花がある

メバナには
すでに小さいカボチャがあり
受粉すると
それが大きく育つ

オバナは花粉を出す
朝方見に行くと
クマバチが潜り込み
体中を花粉で黄色く染めて
働いている

そういえば
クマバチの巣ってどんなのかな




以前
間引いたカボチャをもらった
ズッキーニを切るように
サクサク切れる
すぐに
煮溶けるので
グラタンにしてみた

5ミリ位にスライスした
間引きカボチャを
オリーブ油で炒める
軽く塩コショウ

さらに
薄力粉を入れて炒め
そこに牛乳を入れ
火を入れとろみを出す

グラタン皿に移し
上に
とろけるチーズとパン粉を乗せて
オーブンで焼く
200度で30分



廃品なので
手間暇かけずに
簡単に作るが
結構いける

自分で野菜を作ると
捨てるようなものでも
もったいなくて
捨てられない

少しでも
美味しく食べて
植物に感謝したい





ツユクサ 花はしぼんで潜る

2022-08-10 00:00:00 | 絵日記
農家にとっては
厄介な雑草
だけど
よく見ると
かわいい花

花は朝方に咲き
昼頃には姿を消す
どこへ消えるのか
不思議に思っていた

部屋に持ち込み
眺めていると
花は
萎んで(しぼんで)
ホウの中に潜り
種になる

無駄のない賢い植物

更にいうと
茎は横にはって
倒れると
そこから根を出し
さらに勢力をのばす

こんな具合に
自分の縄張りを
増やすのだから
あっという間に
一面
ツユクサに占領される


♫ 
かわいい顔して 
あの子
割と 
やるもんだねと
昔聞いた台詞
したたかな露草に贈りたい