野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

花豆 煮方のコツ

2020-09-20 00:00:00 | 絵日記
38年前
隣のおばさんに頂いて
初めて食べました

まずは豆の大きさにビックリ
大きいのにふっくらと柔らかく
品のいい甘さにうっとり

煮豆が大好きな私は
この大きな豆の虜になってしまいました
早速
美味しい煮方を教わりました

何度も作るうちに
自分好みの味になりました


(材料)
花豆  500グラム

氷砂糖 200グラムd
三温糖  50グラム
黒砂糖  50グラム  計300グラム

塩   小さじ 1

作り方は至って単純
1)豆を水に浸す
2)柔らかくなるまで煮る
3)砂糖を入れて仕上げる

豆が大きい分時間をかけて
ゆっくり進めます
この煮方の注意点を上げてみると


(作り方)

1)花豆を水に浸す

形の悪いものは捨てる
よく「豆は一晩水に浸す」と
書いてありますが
豆の乾燥状態によって違うので
豆がパンパンに膨らむまで  
時々水を替え日数をかけて戻します
慌てると柔らかくならず失敗します

2)豆を煮る

煮汁が透き通るまで5~6回茹でこぼす
水を替え沸騰したら5分煮る
水を替え沸騰したら5分煮る
繰り返し  
豆の顔が出ないよう時々水を足す
煮汁が透き通ったら弱火で煮る
1~2日かかるが豆によって違う
茹でこぼし3回目から
塩一つまみを入れる
皮が破けないようにするため
皮が破けると汁が濁り艶がなくなる

3)豆が柔らかくなったら砂糖を入れる

豆はのろまに煮らせろと言います
固いより柔らか過ぎの方がよいのです
一旦砂糖を入れたら
いくら長く煮ても柔らかくはならない

柔らかくなったら
火を止めて氷砂糖を入れ一晩待つ
紙で蓋を作り
三温糖と黒砂糖と塩を入れ
中火の弱火で煮る

4)煮汁が豆ギリギリになったら
中火の強火で煮詰める
10~15分絶対に目を離さないこと
汁にとろみがつけばいい  

5)豆の顔が少し出る位になったら
火を止めて蓋をして冷ます

6)冷蔵庫に入れて味がしみるのを待つ
2日目位から美味しくなる

砂糖が少なく傷み易いので
早めに食べきるか冷凍する

慌てると失敗するので
時間に余裕のある時に煮る

圧力鍋という手もあるけれど
私の性には合わない
とにかく
手間をかけること
時間のかかることが好きなんです