野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

トウモロコシ 天敵との戦い

2020-08-25 00:00:00 | 絵日記
トウモロコシの
一番の天敵はアワノメイガです

特に悪いのは
体長5ミリ~2センチほどの
イモ虫状の幼虫
実を食い荒らします

雄穂(てっぺんの穂のこと)
花粉の匂いに誘われて
夜卵を産みにきます

花粉が出始めた時が
農薬散布のタイミング
卵を産みつけられるのを防ぎます

農薬散布以外の対策は
受粉に必要な雄穂以外は取り除くこと

10本に1本くらいの割合で残し
あとは切ってしまう
花粉が終わればすべて取り除きます

農作業を始めた頃は
訳もわからずに無農薬がいいと
思い込んでいましたが
今は低農薬に改めました

清里の美味しいトウモロコシを
知り合いに送りますが

「俺は虫が嫌いだから
 薬をバンバンかけてくれ
 虫はいない方がいいよ」
こういう方もいらっしゃいます!

トウモロコシの収穫のタイミングは
実(雌穂)の先の毛が
茶色くなったときです

ソロソロいいかな?
畑に行くと

あ!

やられた!!!

タヌキに食い荒らされていました
電気の柵をかけていたものの
夕べはうっかり門を閉じておくのを
忘れてしまったのです

タヌキは
少しかじっては
次のトウモロコシをかじる

1本丸々食べるのならやってもいいけど
食い散らかすのは許せません

しかも収穫寸前の一番美味しいものを
何本もかじる
タヌキ封じも一苦労です


今年のデキはどうかな
送った先のうれしそうな
モロコシにかぶりついている顔を
思い描きながら収穫します