野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

ニガイチゴ 白の絵の具

2020-08-05 00:00:00 | ボタニカルアート
清里周辺では
最もポピュラーな木イチゴで

夏になると
描きたくなる画題のひとつです

名前の通り
食べた後に少し苦味が残ります

枝いっぱいに実った姿は
赤い小さなルビーの付いた
夏のドレスを着て
はしゃいでいる
森のプリンセスのようです

実に光りがあたり
ピカピカ光っているところは
白い絵の具を使うのではなく
紙の白さを残します

白の絵の具を使うと
例え小さな点でも
曇った感じになり透明感が失われて
画面が重くなるような気がするので
私は
紙の白さにこだわっています

時間はかかりますが

焦るな 焦るな 焦るな
根気だ 根気だ 根気だ

時間を楽しむことにしています