
スポーツ。ショウ行進曲・・といってもピンと来ないかも知れないが、NHKのスポーツ番組の冒頭のテーマ曲といえばどなたでもそのメロデイは即座に思い浮かぶだろう。スポーツ・ショウといえば、全国高校野球のテーマ曲「栄冠は君に輝く」の古関さんの作品だ。そして東京オリンピックの入場行進曲もそうだ。歌謡では「長崎の鐘」が超名作だ。そしてさらに、阪神タイガースの応援歌「六甲颪」も古関さんの手になる曲であり、早稲田大学の第一応援歌も。
戦後に目立つのは脚本家菊田和夫の名コンビだ。「君の名」とか「金の鳴る丘」はラジオ時代のNHK大ヒットドラマである。
一世を風靡した古関さんの生誕の地は福島市である。古関さんは郷土をこよなく愛した。福島市は古関さんの業績を永遠に顕彰すべく、福島市音楽堂の脇に古関裕而記念館を建て、また有志の手によってJR福島駅の中央広場に、モニュメントが建立された。
わたしたち夫婦は、古関さんご夫婦とともに、生誕100周年を顕彰古関裕而記念音楽祭に参加するべく、福島への一泊旅行を行った。
記念コンサートの会場に着く。入場無料だが、抽選によって1000名の市民があらかじめ選ばれているので、普通には入れないが、それでも記念コンサートのことを知った市民が場外に多数待っていたという。私たち夫婦は、正裕氏夫婦と行動が一緒なので、すべてフリーパスで最上の席に座ることが出来た。
記念演奏会場に入る前に、隣接する古関記念館に立ち寄り、展示物をつぶさに見学した。裕而氏の音楽家としての歩みと故郷の福島への想い、そして長ずるに従って豊かになっていく感性とそのふくらみの中に焦点を結ぶ古関イデオロギーといったものが、展示会場を歩いていくと彼の音楽の他に、彼の描いた絵画からも分かってくる。裕而氏の背景を太く貫いているのは、郷土の風景や自然に対する鋭い観察がもう一つの彼の天性である絵の中に読みとれた。音楽と絵画の両方を通して見られるのは、おそらく郷土が育んだ思想であろうが、自然との交流の営みへの尊崇、戦争とか病気・貧困に対する悲しみや怒りといったものである。
誰もが酔うあたたかい、永遠とも言える命をもつ古関メロデイの背景にあるものを私はそう読みとった。
戦後に目立つのは脚本家菊田和夫の名コンビだ。「君の名」とか「金の鳴る丘」はラジオ時代のNHK大ヒットドラマである。
一世を風靡した古関さんの生誕の地は福島市である。古関さんは郷土をこよなく愛した。福島市は古関さんの業績を永遠に顕彰すべく、福島市音楽堂の脇に古関裕而記念館を建て、また有志の手によってJR福島駅の中央広場に、モニュメントが建立された。
わたしたち夫婦は、古関さんご夫婦とともに、生誕100周年を顕彰古関裕而記念音楽祭に参加するべく、福島への一泊旅行を行った。
記念コンサートの会場に着く。入場無料だが、抽選によって1000名の市民があらかじめ選ばれているので、普通には入れないが、それでも記念コンサートのことを知った市民が場外に多数待っていたという。私たち夫婦は、正裕氏夫婦と行動が一緒なので、すべてフリーパスで最上の席に座ることが出来た。
記念演奏会場に入る前に、隣接する古関記念館に立ち寄り、展示物をつぶさに見学した。裕而氏の音楽家としての歩みと故郷の福島への想い、そして長ずるに従って豊かになっていく感性とそのふくらみの中に焦点を結ぶ古関イデオロギーといったものが、展示会場を歩いていくと彼の音楽の他に、彼の描いた絵画からも分かってくる。裕而氏の背景を太く貫いているのは、郷土の風景や自然に対する鋭い観察がもう一つの彼の天性である絵の中に読みとれた。音楽と絵画の両方を通して見られるのは、おそらく郷土が育んだ思想であろうが、自然との交流の営みへの尊崇、戦争とか病気・貧困に対する悲しみや怒りといったものである。
誰もが酔うあたたかい、永遠とも言える命をもつ古関メロデイの背景にあるものを私はそう読みとった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます