南半球の最大の国、ブラジル。ご縁なのか、ずっとこの国の人との友好交流が続いている。ブラジルと接しているのは、意外にもアフリカ。そう、大陸が移動していた遥かな昔、アフリカとアメリカ大陸は陸続きだった。地球儀を回してみているとそのことが判然とする。
1492年、西欧の文明は南米国文明とコンタクトした。その頃から、西洋の文明は新大陸やインド亜大陸、オーストリア、アジアを次から次へ征服し、植民地時代となる。この影響は現代でも、ある意味で、しつこい形で継続している。ポルトガルの植民地だったブラジルがどのようにして独立し、大航海時代に始まる西洋思想の普遍主義に異を唱えていくか。見物である。ブラジルと初めて接触し、度々広大な国土をこの目にした私、限りない興味を持って、今その激しい動きを見守っている。写真は2004年、私が招待したブラジルの某農協の農民達との交歓会。
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今国政にどんな政党がいるか。クイズでもやったら、皆さん目を白黒させることだろう。民主主義の根幹である、国民の意思を吸い上げこれを代弁し、法律を作るべき政党が、名前を変え、居場所を変え、理念を変えて右往左往している現状だから。その根本には、税金を分け取りするシステム、政党助成金があると思う。 . . . 本文を読む
今年は予想していたように民主主義の解体の動きが加速した。この動きは、かなり無謀な、智恵の浅いものとなっている。この世間に託した国民の意志と実際の政策は、大きくねじれ、それが目につくようになってきている。 . . . 本文を読む
東京オリンピックの招致成功に、人々はうれしさで大騒ぎだ。しかし私は正直に言うと背筋が寒い。7年後に東京は世界に向かってオリンピック憲章の平和と友好を誇り高く発信できるのか?
昨今の超のつく激動からみて、7年後の日本はどうなんだろう。オリンピックを成功させるには、日本がその国づくりにおいて徳の高い賢明な政治を行い世界の尊敬を集めている姿を見せねばならない。いうまでもなく今は国難とも言える大きな課題が山積している。この7年、それらが収拾されるのか?それとも?
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[資本主義は新たな専制主義]
[どうして高齢のホームレスが野ざらしにされて死亡することがニュースにならず、株式市場が2%下がっただけでニュースになるの]
「飢えている人がいる一方で、食べ物が廃棄されているのを見過ごし続けるのか」
「排除と不平等の経済は人を殺す」
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食品添加物の専門家や調味料を作っている会社のひとたちにはまことにすまないことですが、私どもが食べる食品の非常に大きな割合が加工食品でありまた惣菜などの中食(なかしょく)であり、最近は不景気で気勢が上がりませんが外食です . . . 本文を読む
1週間前までツクツクボウシが鳴き、草の中で虫のすだく音がかしましかったがいつの間にかそれらが寂しく消え、本格的な秋が到来。植物たちは、冬に備え休眠期に入りつつあるのだろう。落ち葉も次第に嵩が増し、たわわに実をつけているカリンの大きな実が「どさっ、どさっ」と地面に落ちる。 . . . 本文を読む