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脱力は吸収力に


まんまるの月を浮かべ杯を重ねる

5月16日(金)

引きこもり。外の空気を吸うことなく過ごす。脱力している。目に見えない小さな穴からチビリチビリとやる気という“気”が抜けていく。塞ごうとしても穴が見つからないので塞ぎようがない。抜けていく実感だけがある。困った。
このままぺしゃんこになったら復活するまでに時間がかかる。“気”を入れてくれる誰かが現れるのを待つしかない(身近にいるかもしれないが)。時間はかかる。
でも、古い“気”が抜かれて新しい“気”が入ると、実態のない細胞が蠢き若き力を醸し出すかもしれない。そう、実態のない細胞が若き力を。深呼吸だ。
夕方、仕事を放棄して短編集をめくる。一日一話と決めて読んでいる短編集。シュールな物語が並べられている。その世界に入り込みたくなる。そこで迷ったらもう出てこられないだろう世界へ。
残り少なくなっていくページが時間の経過を教える。一日は早い、人生は短い。だから他人の人生を読み込むのだ。栄養にはならなくても微かな救いにはなる。
さぁ、明日は仕事の合間に種蒔きだ。いのちを育てていのちをいただく、生命の循環。感謝しないといけないことは、まわりにいっぱい存在する。しっかりと生きなくてはと久しぶりに自分に確認をする。脱力は吸収力にかわるかもしれないな。

◎食絵日記

バランス弁当を食べる。
この会社の考えるバランスは、
こういうのかと確認しながら食べた。

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