日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

今日は、うるしの日なので我が町の漆器産業

2023年11月13日 07時26分17秒 | Weblog
今朝の信州は気温が1度昨日とほぼ同じ、昨夜の雨が
未明に上がって曇り空の暗い朝を歩いていて、6時過
ぎに明るくなって近くの山々が見えて来ましたらなん
と麓まで雪が・・街中に雪が来なくてよかったと安堵
した朝でした。
暦を見ますと、今日は、うるしの日との事です。日本
漆工協会が1985(昭和60)年に制定。平安時代のこの日
に、文徳天皇の第一皇子・惟喬親王が、京都・嵐山の
法輪寺に参籠し、満願の日の11/13に漆の製法を虚空蔵
菩薩から伝授されたとされる伝説からのようです。 
我が街塩尻市は、「ワインと漆器の街」として郊外の
木曽平沢地区を中心に、木曽漆器の産地として多くの
漆器業者が古くから漆器製品を製造販売しています。
全国に数ある漆器産地は、藩主や有力者の庇護の下発
展してきましたが、我が街の木曽漆器は中山道の真ん
中という地の利を活かして、一般庶民が使う生活用具
としての漆器を作って発展しました。
高級品ではなく普段使いの漆器産地であったので、今
でも気軽に使えるものが数多く作られています。
市の観光協会によれば、
●メンパ
地元に良質な柾目材(ヒノキやサワラなど)が産出し
たことから、古くより奈良井を中心に盛んに作られて
います。特に弁当箱は種類が多く、様々なバリエーシ
ョンを楽しめます。
●木曽堆朱の座卓やお盆
変わり塗の一種である木曽堆朱塗は、高度成長期以降
長い間、木曽漆器の中心を担ってきました。座卓のよ
うな大きなものから茶托や箸といった小さなものまで
幅広く作られました。漆を何層にも塗り重ねて模様を
研ぎ出しているので、傷がついても目立ちにくく丈夫
なため、気楽に使えます。職人さんによって柄や色合
いの違いがあるので、見比べてみるのも楽しい塗です。
●洋食食器
金属のスプーンやフォークを使わなければ、漆器で洋
食をいただくこともできます。黒や朱の器はいつもの
料理をワンランク上に見せてくれます。
●小学校給食食器
塩尻市の楢川地区の小・中学校では、地元の職人さん
によって作られた漆器のセットで給食をいただいてい
ます。小さな頃から日常的に使うことによって、漆器
の良さやその扱いを、自然と身に付けて欲しいという
地域の願いが込められています。
●木曽ヒノキの摺漆箸
お土産としても定番の箸です。木曽ヒノキで作られた
木地に漆を何回か摺り込む摺漆という技法で作られて
います。とても軽くて麺類などもつかみやすいので、
小さな子供からお年寄りまで、どなたにも使いやすい
箸です。
それ以外にもいろんな漆器製品が沢山作られています
が、最近は電子レンジにも使える漆器なども研究され
伝統的な漆器と共に、最近の時代に即した漆器製品の
開発にも力を注いでいます。











コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする