Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

ポルトガル、虹のポルト(第2日目)

2010-11-26 23:31:25 | 旅行 -Portugal-
11月21日(日)

前の晩「しまじろうがいないーーー!!」と大泣きしたうっぐもホテルでプレゼントされたHippoくんとぐっすり眠れて、朝から絶好調

部屋の窓から「電車いるかなー?」としばらく窓に張り付いて離れない。
「電車が来る前にご飯だべちゃおう」とホテルの朝食を頂きに行く。

前の晩、うっぐは何も食べずに寝てしまったから、朝からメロンやらブドウやら食べる、食べる
やっぱり朝食付きのホテルはいいなー

部屋に戻ってしばらくしたら、「電車、来たよー

ホテル前の広場が雨上がりでキラキラしていていい感じ

この日は、川沿いを河口に向かってまた路面電車に乗り、川沿いでランチしてマドリードに戻る計画。

まずは、着いた日に見逃したサン・ベント駅のメインの改札へ。

ホント!一見の価値あり!アズレージョ(タイル)が美しい

  
しばらく私はタイルに見入り、うっぐは電車に見入る。

旧市街の坂を下りて行き路面電車乗り場へ。

オフシーズンの日曜日の朝って事もあって、人気も無く余計に町がゴーストタウンみたいに感じるのは気のせい

そんな事はお構いなしのうっぐ。

Hippoくんと車窓を楽しむ。

川沿いを走る事約30分。河口に着く。
この開放感にピース

ってやってるみたいだけど、実は「うっぐ2しゃい!」とふざけてます。

河口に出て、大西洋と初対面!
 
風が強く、荒れた海。

ポルトの町を見守ってきた灯台まで何とか行くけど、風が強すぎて時々波が防波堤を超えて入ってくる
 

ここの小さな漁村で、名物のイワシの炭火焼でも食べたかったけど、オフシーズンで香りすらして来ない...
諦めて、しばし帰りの路面電車を待つ。






この時間帯は、お日様も味方してくれて本当にいい天気
ここはホントに時間がゆっくり流れてます...

町に戻り、雰囲気のある路地を抜け、
 

また川沿いに。
 

ここで軽くランチを済ませる。


ジャガイモと魚のすり身を揚げたもの。美味しかった♪


のどか...

ここでは、お土産屋さんも頑張ってます。


前の日にケーブルカーで登った所を、今回は急な階段を登る。
壊れて来そうな家にも人が住んでいて、途中猫に疲れを癒されながら洗濯物の下をくぐりながら登っていく。
  

帰りは、ジョアン1世広場からメトロに乗って飛行場へ向かう事にしたけど、

やっぱりちょっと寂しげな感じ。
こんな立派な建物でも、上の方は窓ガラスが割れていたりするのです

でもメトロは近代的で立派。
乗った途端に雨が降り出した。
...と遠くにまた虹が

ちょっと見えにくいけど、行きに撮り逃したから今回はメトロの中からでも頑張ってみました。

今回は、虹に始まり、虹に終わったポルト。
町の建物を見る限りとても裕福とは言えないこの町でも、人々は明るく、陽気で親切
世界に誇れるポート・ワインがあり、素敵な町並み、穏やかな時間の流れがポルトの人たちを支えてるのかな...
前にポルトガルの人々は、「あなたは幸せですか?」と言う質問に「はい」と答えた人が一番多かった国だと聞いた事があったな...
そんな温かみを感じた旅でした


ポルトガル、虹のポルト(第1日目)

2010-11-24 12:02:24 | 旅行 -Portugal-
11月20(土)~21日(日)、1泊2日で隣国のポルトガルのポルトに行ってきました

ポルトは、ポルトガル第2の都市で国名の由来となった町。
ドウロ川の河口を望む丘陵地帯に町があり、1000年の歴史を誇る。大聖堂や古い教会等、古い街並みがそのまま残っている。18~19世紀にポルト港から特産ワインが輸出され、これがポート・ワインと呼ばれて有名になった。今では、このドロウ川i一帯のワインだけがポートワインと名乗れるらしい。古都やドロウ川のブドウ畑は世界遺産に登録されているほど。

私は以前にもポルトガルの首都リスボンと南のファーロに行った事があり、今まで旅行したヨーロッパの国々の中でももっとも好きな方。しかも今回はポルトワインの原産の町。期待が高まる。

なのに!!
今回の週末も雨
ここのところ、週末は雨が多い...

こっちに来てから初めてスペインの外に出ると言うことで少し緊張してたけど、今までの旅行の中で一番検査が簡素で搭乗ゲートでもパスポートの提示が求められなかった。(国内線でも搭乗ゲートでは、ボーディングパスと一緒に必ずパスポートの提示を求められるのに...)

そして飛行機も...

ちっちゃーーーーい!!!

でもサービスは良かった国内線はドリンクもスナックの有料だけど、今回は1時間10分のフライトにも関わらず、スナックとドリンクが付いていた。子供用に塗り絵と色鉛筆もプレゼントされ、うっぐも満足。

あっという間にポルトガルのポルトに到着。
飛行機の窓にシャーシャーと雨がたたきつけられる...やっぱり雨なんだ...と気落ちしてたら、
空に虹が!!(一瞬で写真が撮れなかった...)
気を取り直す

ここで入国審査。始めてパスポートを提示。
でもスタンプは押されなかった...

空港からは、メトロに乗り市内へ向かう(約25分、2ユーロ/人)。
ポルトのサン・ベント(Sao Bento)駅に到着。ガイドブックには、この駅のアズレーション(絵が描かれたタイル)は一見の価値ありと書かれていたけど、出口が違っていたのか人気の無い寂しい出口に...

ここは何処?地図を見ても良く分からない...
とりあえず、近くに見える大聖堂を目指す。

坂の多い町だけあって、大聖堂に行く途中壁の下を除くと下に素敵な町並みが。これがポルトの旧市街。


大聖堂に近付き、

このアズレーション(タイル)を見て、ポルトガルに来たって実感


大聖堂前の広場でうっぐも少しストレス発散。
 

ここからホテルを目指す。
お腹も空いてきたしうっぐの「歩かない、歩かない、ママっこ(ママ抱っこ)ー!」攻撃が始まる。
私も「あ、坂!」「あ、階段!」と色々ごまかしながらなんとか歩いてもらう。
限界になって来た頃、「あ、電車!!」
ポルト市内を走る観光用路面電車と遭遇。

これには、うっぐも飛びつき、急に元気になる
 
うっぐは、線路の方向を確認。「あっちから来てここに来たんだー」てな具合で解説を始める。
歩道と線路の境が無い為、線路の上を歩く事もできるから、これは不思議でたまらない様子。

このすぐ近くにホテルがあり、路面電車がまん前を通る。
ホテルにチェックインした際うっぐは、かばのぬいぐるみをもらい、思いの他気に入る。
この後終始行動を共にするHippoくん。

近くでカフェランチ。

ランチの間、急に空が暗くなりスコールが来たりしたけど、なんとか曇り空の中、行動開始。

目指すは、ドロウ川の向こう岸、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア(Vila Nova de Gaia)地区のポートワイン工場。そこで試飲ができるらしい

まずは、路面電車に乗り、歩いてドン・ルイス1世橋(Ponte de Dom Luis I)を渡る。

 
ここに来てからずーっと「江ノ電(=路面電車)に乗る~!」て大騒ぎだったうっぐもご満悦。

橋で、空港から乗ってきたメトロに出逢い、びっくり。

この町は、路面電車もメトロも歩道と一緒。境がありません。

橋からの眺め。

思いの他高くてびっくり。
この橋の下に広がる旧市街は世界遺産に登録されていて、素敵!
...と思いきや、よーく見るとお化け屋敷みたいな空き家も結構多く、これにもちょっとびっくり


でも遠めで見るとやっぱり綺麗。午後の光がまた素敵な演出をしてます


橋を渡り、向こう岸から見たポルトの町。
川を左に行くと大西洋の河口。


渡って来たドン・ルイス1世橋とポートワインの樽の乗せたボート。


うっぐは、川沿いの遊歩道をひたすら走る。

早速、ポートワインの工場見学(4ユーロ/人)。
 


待ちに待った試飲。

うっぐも甘い香りに誘われ「飲む!飲む!」と言うのでトライ。


まだちょっと早かったかな

1時間弱の工場見学で、終わって外に出たらまだ18時だというのにもう真っ暗。

私達が見学した工場。白く光ってるのは満月

 
夜の港町も素敵。

急に雨が降ってきたので、橋のふもとからフニクラ(ケーブルカー)で上がる(1ユーロ/人)。

乗るまでは興奮気味だったうっぐもこの景色をみて静かになりました。何を思ってるのかな...

夜は、ガイドブックにも載っている郷土料理店に入り、ポルトガル代表料理を頼む。

カルド・ヴェルデ(ジャガイモとオリーブ油をベースに青キャベツの千切りを入れたスープ)、バガリャウ・ア・ゴメス・デ・サ(ジャガイモ・タラ・卵をゆで炒めたもの)とご飯入りのカルデイラーダ(魚のごった煮)

どれも美味しい!
スペイン料理より味が優しいと言われるけど、ホント、ホッとする味。
ゆっくり味わいたかったけど、うっぐがもう限界。暴れだす
朝早くから昼寝なしで21時。食後のコーヒーも飲む事無く早々にホテルに戻る。
これも子供と一緒の旅行だから仕方がないです...

ホテルの部屋でコーヒーを飲み、ゆっくりと旅の疲れを癒しました