本だけ読んで暮らしたい

人生は雑用だ。

避けられないもの

2011-09-06 01:07:02 | 介護
利用者のKさんが日曜の夜、亡くなった。

99歳、男性。
7月くらいからもう危ないって
言われてて、だんだん弱っていって
でも持ち直して、夏は越せそう
そしたら11月の誕生日で区から
金一封がもらえるね!なんて
言っていたのだが。

ちょっと父に面影が似ていて
(Kさんの方が身長高いけど)就寝のお手伝いで
浴衣に着替えさせたりすると
「ありがとー」って言ってくれて
ウルッときたりしてた。

ご家族が迎えに来られ、
棺を葬儀業者の車に乗せ、
見送った。

五月に端午の節句で
お団子を食べ、おいしそうに
ニッコリいい顔してたKさんを
思い出した。

団子を食べ終わり、片付けているところへ
病院から電話があり、
母の危篤を告げられたのだ。

今月は中秋の名月で
月見の行事がある。
お団子を食べ、いい顔のKさん
もう一度見たかったなぁ。

なんて感傷にひたる間もなく
来週にはもう、新しい方が
入居されるらしい。

既に空き待ちの人が何人もいて・・・
仕方ないよね、慈善事業じゃ
ないんだから。

こういう仕事は、他の仕事より
人の死に立ち会うことが多いのだろう。
多いからといって、慣れるもんでもないね。

慣れちゃいけないんだろうな、多分。

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